有言実行を掲げる国際看護師みーやんのblog

英語力0から始めた国際人への奮闘 オーストラリアで看護師になるまでの波乱万丈の旅路と日常 をえがく

「命の選別」について

Hello everyone! 

How are you doing?

 

皆さんこんにちは!

オーストラリア看護師、看護師メンターのみーやんです!

初めましての方も、常連さんの方もWelcome Welcome! 

 

つい最近、嬉しいことに久しぶりに、マインドセットプログラムの受講者さんとのセッションを再開した。

出産を機に仕事をお休みして、下界とのコネクションが減ってからか、受講者さんとの時間は本当に嬉しい!

 

もちろん自分が好きなこと、パッションをもってやっている事だからというのもあると思うけど★

 

そのセッションの中で出てきた事。

 

それが「命の選別」について。

 


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私のプログラムを受講してくれている方々は全員が看護師さん。

現役の方もいれば、そうでない方もいる。

 

でも看護師であればわかると思うが、

一度看護師になると「看護師」とうものがアイデンティティーの一部になり、現役でなくてもなぜかその立場で物事を考えてしまう。

 

だから看護師にしか理解できることがある。キャリアの悩み、恋愛や人間関係の悩み、仕事以外の人生全般の悩みも共感できるんだと思う。

 

そんな中 今、まさに現役で看護師をしている受講者さんが「今、現場では命の選別・・・というか、どの患者さんを助けることができるか判断しなければならい状態になりつつある・・・」そして、それが自分の心の状態や、全てのモチベーションに影響していることに気付いた・・・と。

 

いまのCOVID-19のさらなる影響。

ニュースで報道されている患者をたらい回しにせざる得ない状況、医療破綻、ワクチン反対派の増加・・・はほんの一部の問題であること。

現場にいる看護師、いや、看護師以外でも医療従事者みんながヒシヒシと感じているのは 表面的な問題だけではなく、その先にある倫理的な危機感。

先が見えない恐怖。

自分と家族の健康への不安。

だから、この状況にどっぷりつかっていたら

看護する私達の心と身体がやんでしまう。

 

正直、これは私の個人的な意見だけど

現場でその恐怖や不甲斐なさ、葛藤を感じていないと絶対この気持ちは分からないと思う。

 

そんな中で「コロナはただの悪い風邪といっしょだ」とか「インフルエンザとそんなに変わらない」などという情報が飛び交い、

ワクチン反対派が増える

 

それぞれに意見ががって、その意見を否定も肯定もしないが、現実問題、現場で助けられる命が助けられないという事実が起きている。

ICUやコロナ患者への対応に人も物資も集まることで(それでも十分とは言えない状況だけど)在宅や老健など慢性期の患者へのベットの数やスタッフ、物資が滞っている事実がある。

 

そんな 日本の現状を聞いていると、現場ではたらく看護師さんの気持ちを考えないではいられなくなる。

 

自分がコントロールできない事で心が病んだり、

先の見えない不安を感じていたり、

自分が小さく見えてしまっていたりしていたら

 

是非周りにサインを出してほしい。

 

一人で考え込んだり、ネガティブモードに浸ったり、その負の気持ちを無視することは、長期的に考えてなんのヘルプにもならない。

 

そんな時こそ、メンターシップって本当に必要な事だと思う。

メンターといっても色々あり、同期や友人などの近しい関係とのメンターシップもあれば、先輩やプリセプターのようなリーダー的存在に相談するのもありだと思う。

 

もちろん、第三者のサービスを受けてもいいと思う。是非、メンターシップにどんな種類があり、どんなadvantageがあるのか以前ブログで書いたので、読んでもらいたい。

 

nurses-words-and-actions.hatenablog.com

 

独りで悩み、苦しむことはない。

もし、すっきりしない日々を重ねて働いているのであれば、声をあげてね。

 

 

それでは

 

See you soon and have a nice day.