有言実行を掲げる国際看護師みーやんのblog

英語力0から始めた国際人への奮闘 オーストラリアで看護師になるまでの波乱万丈の旅路と日常 をえがく

言いにくいことを言う勇気

Hello everyone! How are you doing? 

 

皆さんこんにちは!

明けましておめでとうございます!!

 

オーストラリアで看護師として働きたい日本人看護師のメンター現役オーストラリア看護師みーやんです。

 

さてさて、早速のテーマですが、

言いにくい事を言う勇気


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カナダ、オーストラリアと留学を経て現在オーストラリアで正看護師として働いている自分だが、やはり生まれ育った環境が与える影響ってでかい!

日本は空気を読む、周りとの和を保ってなんぼの世界だからこそ培った、自分の意見より相手の事を考えたり、周りとうまくいく方法を考え生活していく思考の癖は、海外生活計10年たった今でも、私につきまとう。

 

それが功を奏す相する場合もあれば、逆に「意見の無い人」「静かな人」「なにを考えているのか分からないひと」ともとられてしまう西洋文化。

 

目立って意見の言える、人と違うことがむしろ魅力とされる欧米社会だからこそ、周りに合わせようとするとそれこそ目立たない存在になってしまう。

 

ただ目立たないだけなら、まあそれでもいいが、「言葉にして訴えないなら、どんな理不尽なことをされても仕方がない」という様に、自分に危害が加えられた時、日本のようにその状況を気遣ってくれたりすることはまずないから損をする可能性だって、心の傷を負うことだってありえる。

だからこそ、「言いにくい事を言う勇気」を持つことは自分を守るためにも本当に必要な能力なのだ。

 

つい1っカ月ほどに、本当にそのことに痛感した。

 

ある日の夜勤、

私は救命センターで働いているのだが、私の救命は看護師が患者と一般病棟に行き申し送りをして患者を転科する。

その日、私は原因不明の発熱で運ばれてきた痴呆のある患者を一般病棟に転床させた。その患者は熱発の他にゆるい便失禁が二回自宅であった以外は得に発熱の原因になる原因が分からず。最初は感染性の胃腸炎かなにかか?と隔離していたが、結局それは痴呆症状が最近悪化していたことからくる便失禁で下痢では無い事が確認され、特に隔離は不要との医師からの指示がでた・

その経緯をもって患者を病棟に連れて行く。。

 

夜勤の担当看護師は患者が痴呆を持っていることがあまり気に食わなかった様子で機嫌が悪い。

ベットへ患者を案内している私が、患者におむつをはいた方がいいかもしれないという言葉を発したとたん 

その看護師はとにかく理不尽に罵声をあげはじめた

「トイレに行けないなんて聞いてない」

「感染性の可能性はないのか?!」

「熱があるのにCOVIDのテストはしていないのか!?」

とにかく患者を目の前にして

自分が申し送りをする時間を与えずまくし立てる。

 

とにかく、同じ看護師として恥ずかしい・・professionalism とはよく言ったものだ。

最終的には放送禁止用語を発して部屋を飛び出していく

 

とにかく最後に落ち着いてまずは申し送りを聞いたらどうかと私が提案するまでその様子は止まらなかった。

とりあえず、申し送りをすまし、部屋をでて救命に変える帰路

こんな理不尽な思いをしたのは久しぶりだと思いながら色々なことを考えた。

ここで泣き寝入りしても何も変わらない。

こんな思いをするために看護師になったわけではない。

なにより、あんな理不尽な様子の渦中にいた患者さんはどんなに居心地の悪い思いをしただろう・・・

こんな環境で働きたくない

こんな不快な思いをしたままではいたくない

 

そう思い、

直ぐ夜勤の責任者看護師へ

今あった事を説明し、こんな環境では私達救命から患者を連れて行く立場の看護師としても、患者にとっても、病院全体にとっても全くpositiveなことがないこと

この理不尽な態度は改める必要があること

看護師としてプロフェッショナルさに欠けていることを直談判した。

 

同僚の告げ口をしているようでとても気持ちのいいものではなかったけれど、

もし私がこの事をなにも言わず、自分にため込んでいたら

自分自身もやるせない気持ちになるし

なにより働きにくい環境は変わらない

 

だから、言いにくい事を言う勇気は本当に大事。

誰かが気づいて直してくれるものではない、自分が自分の為に立ち上がらなければ誰も自分の為には立ち上がってくれないのだ。

 

それって前回話したSelf-careにも大きく繋がってくることだと思う。

少ない看護師の中で急変があって、不穏患者がいて、入院が入ってきて、術後患者が沢山いる、さらに今の状況下ならあり得るのがCOVID患者の対応。

私達看護師は看護師である前に人間で、一人でデキル力量なんて決まっている。

そんな理不尽な体制で働くことを強いられている人だって沢山いると思う。

 

でも、それを口にしなけれな、言葉にしなければ何も変わらないし、自分をどんどん追い込むだけになってしまうと思う。

だからこそ「言いにくい事を言う勇気」はself- careに繋がるのだ。

 

Be comfortable to be uncomfortable.

時には居心地の悪さに慣れる

 

これも実は日々の練習、少しずつ自分の意見を発言するくせを付けていく。

人と違う意見も言う癖をつけていく。

人と違う意見でも自分が正しいと思うのであれば主張する癖をつけていく。

主張するときは自信を持って主張する

計画を立てる

自分なりの言い方を考えておく

 

毎日の小さな事の積み重ねでこういう事が可能になるんだと思う。

誰かの為になりたい、看護師になって人を助けたい、患者さんの生活に変化を与えたいそう思って看護師になった人は数多くいると思う。

でも看護師になったはいいけれど、厳しい労働環境や人間関係、上下関係に命を扱う重圧・・・様々な事から心と身体のバランスが崩れたたり、看護のありかた看護師としてのあり方を考える人もいるとおもう。

 

休日出勤に残業、先輩が帰らないから帰れない、勉強会だから休日出勤、勤勉勤労が美徳とされる社会。

でもNoといえるのは自分だけ。

言いにくいことを言う勇気をもち、自分の味方になってあげられるのは自分だけ

 

そんな事を考えるきっかけになったらいいなと思い

22名のスーパーウーマンが集まってWellnessについて語りました。

様々なバックグラウンドのある方々かそれぞれの思うWellness、私達になにができるのかをインテビュー形式でお話しています!気になるかたは是非こちらのリンクからご参加ください!

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それでは、

See you soon and have a wonderful day!