有言実行を掲げる国際看護師みーやんのblog

英語力0から始めた国際人への奮闘 オーストラリアで看護師になるまでの波乱万丈の旅路と日常 をえがく

救命救急の醍醐味

Hello everyone! 

How are you doing? 

 

皆さんこんにちは、オーストラリア看護師、メンターのみーやんです!

 

最近はメッキリ熱くなって、春を通りこして夏にまっしぐらのオーストラリアQueensland.

岩手の実家では雪が降っているとのことで私の姪っ子は大喜びです。

 

さてさて、昨日久々に、私の働く救命に日本の救命で看ていたレベルの(第三次救命にくるような患者)重症度の患者が運ばれてきた。

通常私の今働いている病院の救命は看護師の数も医者の数も少なく、その後安全安心して対応できるくらいのマンパワーがないため、そのレベルの患者は救急車では運ばれないようになっている。

救急隊からの連絡で、重症な患者は隣の大きな病院の救命に運ばれるか、ブリスベンに運ばれる。

が、しかし、たまーに救急隊のアセスメントの不手際なのかHurman error なのかそのような患者が運ばれてくる。


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今回の患者も、急性呼吸器不全で運ばれてきた。もともとCOPDを持っていたり今でも喫煙していたり、糖尿病や高血圧などあるとあらゆる慢性期疾患を持っている患者。が救急車到着時 顔色はグレーだし、全身ぐったり発汗していた。。

 

酸素飽和度は64% 呼吸数は40回/分 バイタルはもうぐちゃぐちゃ・・・

「I... feel...like...dying....」

言葉も単語 とぎれとぎれでしか会話がすることが出来ない状態。

ラッキーなことに、他の患者は軽症者ばかりだったので、早くに看護師2名と医者一人が素早く治療に介入することが出来た。。

 

少しでも遅かったら、きっとその患者は挿管が必要になってたと思うし、下手したら心停止になっていてもおかしくない状態だっと思う。

結果、状態は安定してICUへ無事送ることが出来たわけだが

 

こういうケースでのアドレナリンラッシュは救命救急で働く人だからこそ理解できる事だと思う。

 

その感覚が好きな人と、好きではない人に分かれるとは思うが

自分はその感覚が好きで、救命看護師をずっとやってきたのだと思う。

 

特に、頭の中で繰り広げられるABCDEFのアルゴリズム

勝手にどこがどう悪くてこうなったーだからこの治療や介入が必要のような思考回路が起こる

 

その思考回路は医者も看護師もそれぞれのプロフェッションならではの回路ができているのだけど、その回路の優先順位は同じで、それが多職種と共有できると気持ちのよい感じで ステップが踏める。

 

そして 沢山いるのにけっこう淡々と事が動いていく

そういうスムーズさの中で働くのもすごく好き。

 

最終的には短時間その患者が安定もしくは、急性期を脱して一般病棟・もしくは、ICU・CCUなどに移っていくのを見届けるのは気持ちの良いものである。

ある程度のプレッシャーや緊張感はよいものだ。

 

 

救命の醍醐味として

他にもあるけど、やはりそれはこのバラエティーに富んだ疾患やケースに出会えることでもある。

 

私が救命に希望を出した一つの理由に、全ての分野を網羅して学ぶことが出来るから。

頭の先からつま先まで、一つの臓器に特化した知識ではなく 色々な疾患に出くわす。

新生児から老年まで、婦人科系から男性器まで

精神疾患やアルコール・薬物中毒

毎回違うケースは本当に興味深いものだ。

結局はすべてのシステムは繋がっていて、人を全身的に見る必要がある事に気づけたのも、救命で超急性期で働くことが出来たからだと思う。

 

 

病棟看護師も経験したからこそ、私は今救急が好きだなーって思う。

 

きっとこれからも患者ケア、救急看護を続けていくんだろうなーと思う。

 

では、

See you soon and have a wonderful day!