有言実行を掲げる国際看護師みーやんのblog

英語力0から始めた国際人への奮闘 オーストラリアで看護師になるまでの波乱万丈の旅路と日常 をえがく

小児の喘息発作患者の対応

Hello everyone!

 

How are you doing? 

 

みなさんこんにちは! いかがお過ごしでしょうか?

有言実行を掲げる国際看護師のみーやんです!

 

初めましての方も、常連さんもWelcome Welcome! 

 

皆さんに告知です!

月曜!明日ですね!

8月17日(月)朝日本時間11時にFBグループでライブしますー!

皆さんの質問にどしどしお答えするかたちで進めたいので、興味がある人はFBのプライベートグループに入会してね~!

前回も書きましたが、もっとみんなの事が知りたい!どんな事で悩んでいて,どんなことを私がサポートできるのか知りたいと思ったのがこのライブをしようと思ったきっかけです。

 

もちろん無料ですよ~!

 

という事で、予告はここまでにして。

 

今日のテーマは

救命での小児の喘息管理について

私の勤務するとある救命に来た患者

 

8歳の喘息発作でお母さんが自分の車で連れてきた患者。

 

その子はとっても疲弊していて、努力様呼吸、顔面蒼白、呼吸数は45回/分を超える 自宅で、数時間吸入薬でしのいでいたが、全く効果がないとのことで救急に駆けつけてきた。そのこはストライダーと呼ばれる気道狭窄のサインが聞かれていて一刻を争う状態だった。

 

まず、言いたいこと。もし、自分の子供や、自分自身、家族が

喘息の発作を起こして吸入で改善しないのなら救急車を呼ぶこと。

 

自家用車で来ることはとっても危険なことを分かってほしい。

特に喘息患者は重症の場合、喘息の発作(気管の攣縮が重症化する)と気管閉塞する可能性があり、一刻も早く処置しなければ呼吸停止、心肺停止と一命に関わる状況になる可能性がある。

 

救急車を呼ぶことで、気管支拡張剤の投与や、アドレナリンの投与の準備、が可能であり、なにより専門家(救命救急士)が経過を観察できる。

 

この患者は軽度の自閉症を持つこで、自分で100%どの様な状態かを伝えることができない状況であった。といってもHigh functionの自閉症だから意思疎通は可能。ただ、少し表現が乏しいという状況らしかった。

 

どしらにしても、特に小児の喘息は大人より症状の悪化が早かったり、大人より自覚症状をうまく伝えられないこともあるので、大人の私たちが気を付けてあげる必要がある。

 

だから、必ず救急車を呼んでください!

救急車を呼ばず手遅れになるより救急車いらなかったねと笑って話せたほうが いいよね。

 

結果、この子は救命のトリアージのカテゴリーで重症の1として医師の介入がはいった 。トリアージに興味がある方は下のblogを読んでみてね!

 

nurses-words-and-actions.hatenablog.com

 

モニター付けて 

酸素飽和どは88% (正常は95から100%)なのでかなり低い

酸素投与開始

アドレナリンの吸入から始まり、起坐位にして気管支拡張剤の吸入開始

ライン確保 

レントゲンで肺炎などがないことを確認

素早く対応したおかげで、

最初はかなりの努力様呼吸で疲弊していたこのこも 徐々に改善

喘鳴も改善して

呼吸数も正常化

 

ふうー。。。

 

こういう対応をしているときに 特に思うのがよいチームでよかった!医者も看護師も阿吽の呼吸で30分かそこらで落ち着いていた

 

よかったよかった。

 

救命で看護師として働く醍醐味は私が思うに、いつもどんな患者がくるか分からない 

そのアドレナリンが湧き出る環境

 

そして毎日が学びです。

 

 

ここでちょっと医療英語を参考までに!

救命のトリアージの記録はこんな感じ

〇 year-old boy/ girl was brought by mother with increased SOB associated with stridor, audible wheezing and tachypnoea on the background of seasonal Asthma. Pt had managed with Ventolin INH at home but had no good effect. Pt was very pale and lethargic at the time of presentation. SATS 88% RR 47 HR 120 GCS 15.   

 

A stridor noted

B RR47 SAT 88% Wheezing in bilateral lungs, increased work of breathing, tracheal tug noted, Speak one word only. No coughs No cold-like symptoms

C BP 99/56 HR 120 regular warm CAP =2

D GCS 15 but appeared to be lethargic  BGL7.6 Ketone 0.4

E Temp 36.0 Normal urine output at home, No diarrhoea

 

こんな感じで記録します。この後に既往歴などを書いたりします。

ちなみに

呼吸数 respiratory rates

酸素飽和度 saturation (SATs) or oxygen level

努力様呼吸 increased work of breathing / increased respiratory effort

喘鳴 Wheezing

頻呼吸 tachypnoea (名詞)tachypneic (形容詞)

ストライダー stridor

呼吸補助筋の使用 Use of accessory muscles

肺音 Air entry

会話の仕方(文章・一言・二言のみか)Ability to talk in phrases, sentences or words

チアノーゼ cyanosis

顔面蒼白Pale

 

 

では!またね!

See you soon and have a wonderful day!