有言実行を掲げる国際看護師みーやんのblog

英語力0から始めた国際人への奮闘 オーストラリアで看護師になるまでの波乱万丈の旅路と日常 をえがく

オーストラリアの妊活、妊娠&出産⑦ ~出産ストーリー~

Hello everyone! 

How are you doing?

 

みなさんこんにちは!みーやんです!!

なかなか座ってゆっくりブログを書く時間がなくなってしまい、更新できないでいるブログ。初めましての方も、常連さんもWelcome Welcome!!!

 

blogを書く事は私にとって、自分の精神を休めるというか、自分の内にあるものを吐き出すことができるので結構癒しの作業になっている。

 

だから、携帯からパパパーと書くこともできるけど

こうやってPCからゆっくりタイプしている時間が好き。

だから、4か月になるBabyがいるなか、その時間が作れていないけど、今日はお昼寝に成功。

今寝てるのでゆっくり、コーヒーを飲みながらこのブログを書いている。

 

なにについて書こうか迷ったけど

ずっと書こうと思って書いていなかった出産について書こうと思う。

 

あれは、7月28日(水)37週6日目の朝7時くらいの話である

妊娠後期になるとお腹が大きすぎて仰向けに寝れないし、トイレに3から4回起きるものだからそんなに深い睡眠がとれていなかったがボーといつものように朝目がさめる・・・

 

ちょっとお腹がぎゅーとなる感覚が定期的にあるなーと感じて

まさかこれが陣痛?と頭の片隅におもいながらも、そんなにひどくないからこんな軽いもんじゃないだろう・・・と二度寝を試みる・・・

 

が、その痛みは徐々にその程度が増してくる

あまりにも定期的なもんで携帯のアプリ(陣痛を測るアプリ)で興味本位で測ってみる

 

すると既に15分間隔。

となりで携帯をいじっている旦那に「もしかしたら陣痛かも」と伝えると、

「まじで?」

「じゃー犬の散歩いってくる」

とそそくさと一日二回行く愛犬ナナの散歩をまずは済ませた方がいいと思ったのか、あっというまに散歩に出ていく。

とりあえず身支度しとこうと思いシャワーして、

髪もいつ洗えるかわからないから洗っとこうと洗髪

そのころには陣痛が約5分間隔になっていた

痛みの度合いも増してくるし

でもふと思い出したのが、私の救急の同僚、私のプライベート助産師(ただ私が呼んでるだけw)が陣痛はできるだけ家でリラックスして過ごした方がいいと言われたこと。

 

できるだけ我慢したほうがいいだろうと思い

家の中を歩きまわったり

バランスボールを使ったり

そうこうしてたら感覚はどんどん短くなる

いちを助産師さんに電話で聞いてみようと思い、電話をすることに

電話口でも陣痛がきて 助産師さんが

「そろそろ痛そうだし 来たら?」とGoサインを出す

旦那がいつもより長ーいナナの散歩から帰って来て

「助産師さんが 3分間隔だしそろそろ来てたらって言ってるから病院行くよ!」というと

まさかそんなに早くいくことになるとは思っていなかったようで焦りだし、

「俺の準備してなかった・・・」と焦って荷づくり

「準備しとけっていったのに」と思いながらそんな討論してる場合じゃなかったのでうなりながら待つ。

 

ってなわけで、病院についたのは午前の11:30

すぐにBirth roomに通されて内診を受ける

やってきたのは産科の師長さん!(ちなみに私は救命なので、産科の師長さんとは面識がない)

師長さん、いつもは師長用のユニフォームを着ているのにその日はスクラブを来ていて「あれ?この人師長さんだよね・・・でも・・まさか師長さんがhands onでフロアで働かないよね・・・?」と思いながらも

敢えて聞かず、普通を装ったw

そして’内診の結果 すでに子宮口8㎝。

「え!そんなに??」とびっくりしたと同時に「もしかしたら早く生まれるかも~☆」と期待していたのが甘かった

それから

陣痛はどんどん強くなり(あたりまえだけど)

私立の病院だったので、色々なものが準備されているし、きれい!

 


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まずはシャワー室でシャワーを四方八方からだし、水圧を腰の辺りにあてながら、バランスボールを使って痛みをしのぐ

1時間くらいいたもんで頭がボーっとしてきたのでシャワーから出ると

陣痛はさらにひどくなる

しびれをきらして

「I want to use happy gass!」と訴え笑気ガスの使用を希望

・・・全く効かない・・待ったく笑えない・・・

旦那はただただにやにやしながら突っ立ってる

ある程度試した所で迷いに迷って硬膜外麻酔(Epidural anaesthesia)を希望

とにかく使えるものは使ってしまおうと思ったわけです

硬膜外麻酔は麻酔科の医者を呼ばなきゃいけないから希望したからといってすぐにできるもんではないと言われたので待たなきゃいけないと思いきや

たまたま手術が終わって手が空いていたと10分やそこらで麻酔科医登場。

あれよあれよという内に点滴が始まり、エピが入り、尿道カテーテルが入り・・・

 

16時にはベットの上でゆったりと無痛でオリンピックをみていた

日本では無痛分娩は限られた場所でしかできなかったり、お産は苦しんでなんぼという概念がまだまだ普通だと思う

もちろん私も「自然分娩」という響きに惹かれていたが

「これは私のお産。誰が決めるものでもない。赤ちゃんと自分が健康であることが一番のゴールだ」と思いやりたいようにやろうと心の中で決めていた

 

そんなこんなで、17時くらいに

師長さんに「じゃそろそろいきもっか。産科の先生も呼ぶね」

とかるーく言われる

そこから 硬膜外麻酔をしているから、陣痛を感じない中いきむこと2時間半

ここで私の感想

お腹に陣痛をモニターする丸いのをつけているんだけど、自分が陣痛を感じないため、いつ、どういきんでいいのかがタイミングがとれず・・・もちろん担当になった師長さんもいついきむか教えてくれるんだけど、そこがすごく難しかった。

でも、師長さんはやはりとっても経験豊富でproactive で・・・

下半身が麻痺した状態でできる体位を指導してくれたり

旦那がどう介入できるか手取り足取り教えてくれたり

とっても頼もしかった

最終的に麻酔の容量を減らしてすこし陣痛を感じられる状態でためしたり、

下半身の力が少し戻ってくるくらいまで麻酔を止めて 四つん這いになるポジションを試したり

 

産科医はなにか異常がなければ取り上げるまではとくに出番はない感じだったので、助産師さんってほんと正常なお産を中で指揮する素敵な役割だなーと思った。

 

さてさて、

赤ちゃんは産道に合わせて回旋して出てくるわけだけど私の場合

色々やったがBabyはposterior position (赤ちゃんの頭、身体がまっすぐ上をむいた状態ー)でで、なかなか進まず

要は頭の一番大きい部分が産道につっかかってるかんじ。

3時間半後、産科医に

「そろそろ、胎児も疲れてきてるし帝王切開にするか吸引にするかきめなきゃだめかも」とおっ達しを受ける

「私はまだいける!まだいきめるよ」と申し出るも

胎児の安全を考えるとどちらかに決めるべきとのこと

しかしながら、疲れている頭と ホルモンと まっすぐ物事を考えられない

「切りたくないし、吸引も赤ちゃんの頭にあざができるし・・・」

何度も説明を聞き、何度も決めきれないで

手術室の待合室で行われた承諾書のサインのギリギリまで

泣きながら「どっちがいいかわからない」と喚いた。

旦那は「You have to decide. It is your decision.」と

結果、勤務時間が終わったにも関わらず私の出産を担当してくれた師長さんがひとこと。

「You can change your decidion if you want to. You just make a decision what you think it is alright. So that you don't regret. 」

その言葉に

吸引を試してそれでもだめだったら、帝王切開をすることに決める

そうすることで 「全て試して全力をつくした」と思えるかなとおもったのだ。

 

結果吸引分娩でもbabyはうまい事降りてこず、夜20時すぎ、緊急帝王切開にて3.27gの健康な赤ちゃんを出産したわけです。

 

帝王切開だと「生んだことにならない」なんてよく聞くし

実際、自分の母親に緊急帝王切開になったと報告したら「産まなかったの?」と言われたけれど

私にとってはこれが私と旦那、そして桜彩の出産体験。

なんの悔いもない、とても言葉に言い表せないほど幸せな体験となった。

 

旦那は終始私の手をにぎり、となりでカーテンに隠れながら帝王切開をがっつりみては「おおおおーーー」「こりゃ明日以降そうとうつらいぞ」と現実的なコメントを残した。

生まれてまだまだ1分かそこらで おくるみにくるまれて私の胸に置かれた小さな、小さな体を抱くと

なんとも言えない気持ちに包まれた。

麻酔の影響で、すぐに吐き気をもよおした私に、桜彩との初抱っこをすっとばしてずーっといっしょにいてくれた旦那に感謝してもしきれない。

 

4か月後の今、キャっきゃ キャッキャと笑うようになった桜彩がもっと成長した時に、このブログと麻酔担当看護師が帝王切開手技と彼女が私の腹部からでてくる生々しい写真を見せて話してやりたいと思う。

 



是非みんなの出産ストーリーも聞きたいな。

それぞれに素敵なストーリーがあるんだろうなー

長くなりましたが、読んでくれた方々ありがとうございましたー

 

では