オーストラリアの看護師 就職活動 1 _ー病院編ー
Hello Everyone! こんにちはー
オーストラリアで看護師をやっています。みーやんです。
さっそくー 今日のテーマはオーストラリアでの看護師としての就職活動！
いきなり核心に迫ります。
「実際、日本人の英語で病院に就職ってできるの？」
「老人ホームとかでしか働けないって本当？」
「英語の求人見てもよくわからない。。。」
「何度履歴書おくっても面接までいかないのはなぜ？」
「永住権ないけど、ビザって就活に必須？」
などなど。。。よく聞かれる質問がありますよね。
答えは。。。
不可能はない！
と私は信じています。
だって自分がここまでこれたんだもの。
みんなもできる！
まずは挑戦と研究をすること！だと私は思います。
特に、病院で来たいというひとで困っているとの質問をよく聞きます。なのでここでは病院への就職活動に特化してお話したいと思います。
ってそんな口では簡単にいうけどどうしたらいいのかって？ここでは私の経験から言える独自の見解を上げたいと思っています。なので、一個人の見解としてみてくれると嬉しいです！
オーストラリアの病院で働きたい！
看護師の活躍の場所
オーストラリアでも、日本でも看護師の活躍の場所は幅広いですよね。だからこそ一生涯にわたって、生活スタイルの変化に合わせて、仕事の働き方を変えられるのは看護師ならではの強み何ではないかと思います。
オーストラリアで看護師の活躍の場は沢山あります。
- 病院（Hospitals) ー公立 vs 私立
- 老人ホーム (Nursing Home/ Aged Care Facilities)
- 在宅 (Home Care)
- 派遣看護師 (Agency Nurses)
- 障害者施設 (Disability Facility)
- ヘリナース (Flight Nurses)
- 救急隊 (Ambulance Services)
- 僻地看護師 (Remote/ Rural/ Regional Nurses)
- トラベルナース (Travel Nurses)
- メンタルヘルス病院 (Mental Health Nurses)
- クリニック/GP (General Practice Nurses)
- コスメティッククリニック (Cosmetic Nurses)
- 各コミュニティー (Alcohol & Drugs/ Mental Health/ DV/ Homelessness/ Youth & Adolescent/ Aboriginal and Torres Strait Islander etc...)
- 刑務所
- フリーランス
etc...
まだまだあると思いますが、このくらいにしておきます。
という事で、とにかく様々な場所で活躍することができ、自分の興味のあることを突き詰めていくにはもってこい。また、生活スタイルや優先順位にあわせて変えることができるのです。
オーストラリアで看護師の職探しをするにあたり、まずは、どの様な働き方がしたいかをクリアにしておくのがいいですね。
ちなみに私の場合は大学進学まえと大学中に看護助手として働いていたのと、派遣看護助手として老人ホームと在宅で働いたことがあるのと、老人ホームのパートタイムの仕事をしていました。
その経験から老人ホームは外し、日本での病棟での経験を利用できるのではないかと思い、病院に絞って就職活動をしました。
各看護の種類について
外科（Surgical)
- 消化器 Gastrointestinal Surgery
- 一般 General Surgery
- 心臓 Cardiovascular Surgery
- 呼吸器 Thoracic Surgery
- 整形 Orthopaedic Surgery
- 脳神経外科 Neurosurgery
- 耳鼻咽頭科Otorhinolaryngology-Head and Neck *1Surgery )
内科（Medical）
- 心臓内科 Cardiology
- 呼吸器内科 Respiratory Medicine
- 消化器内科 Gastroenterology
- 血液内科 Haematology
- 内分泌内科 Endocrinology
- 腎臓内科 Nephrology
- 神経内科 Neurology
その他の特殊系
- 小児科 Paediatrics・NICU
- 婦人科 Gynaecology
- 産科 Midwifery Neo-Natal
- 精神科 Mental Health/ Psychiatrics
- 皮膚科 Dermatology
- 泌尿器科 Urology
- 麻酔科 Anaesthesiology
- 放射線科 Radiology
- 眼科 Ophthalmology
- ペインクリニック Pain Clinic/ Drug and Alcohol Clinic
- リハビリテーション科 Rehabilitation
- 癌科 Oncology
- 集中治療部・ハイケア A&E/ ICU/ HCU
- 救命センターEmergency Department
- 手術部 Theatre/ Recovery
などなど、それぞれの科の分け方は病院ごとに違うのでこれは参考までに。私が就活したときはどの科が日本でいうどの科なのか病棟は英語で何というのかすら 知らなかったｗ（ちなみに病棟はwardという。Surgical Wardとか）
なのではじめの質問「日本人の英語で病院で就職できるの？」
の答えはYES! どのようにアプローチするかが大事だと思います。
もちろん英語力は必要です。でも、資格とれるところまできてる英語力があれば十分です！
だからあとは自信を持つのみ！
「私なんか。。。」って思うのをやめましょう！
私もずっと思っていました！でも、それを言い訳にして挑戦しないのはもったいないな。と感じたんです。
仕事選びのこつ
☆ビザの要件:
Please note, to apply for this position you must be an Australian citizen or permanent resident, or be able to independently, legally live and work in Australia.
よくある求人の文。。。
働けるビザさえあれば良いと募集要項には書いていますし、事実上は仕事はできるのですが、実際は結構トリッキーだと自分は感じました。結果から言うと、州立の病院は永住権がある者が優先されるため全く不可能ではないが、市民権やPRを持っていなかったら、優先順位の一番最後になってしまいます。なので、私は「経験のため」ぐらいの気持ちで応募しました。しかし、私立の病院や、場所にこだわりがないのなら、遠隔地などの看護師枠はインターナショナルの看護師を貴重な対象として、平等に見てくれるので、力を入れて募集フォームを記入しましょう！
☆必須要項とあったらいいな要項:
Essential Requirements（必要事項）
Minimum 12 months experienced in HDU/ICU/CCU
例えばこのよくあるのが経験年数、この3つのどれかで一年の経験があれば応募できるわけです。それなら、日本での経験数も入れてみてください！履歴書にクリアに書けばそれが日本での経験だという事はわかるので、それでも良ければ向こうから連絡がくるでしょう。実際、私の場合日本の経験を当たり前のように入れて、送ったら書類審査を突破することができました。
Recent Australian experience in a similar role
などだと日本の経験は入れられませんので、ここを注意して読む必要があります。
Preferred skills and abilities はあったらいいな要項。あるものは大々的にアピールしましょう！結果を待っているうちに資格などなら取ることをお勧めします。
☆経験値:
看護師の経験が日本にない場合、心配しないで下さい！新卒枠（New Graduate Program)はオーストラリアにある素晴らしいプログラムです。一年の間に何か所の病棟かをローテーションで回ることができるプログラムで、最終的にはそれぞれの新卒看護師が自分に合った病棟を発見できるわけですね。ローテーションできる以外でにも勉強会なども定期的に行われ、現場に生きる知識を学ぶ貴重な場所になっています。公立病院はもちろん各私立病院もNew Gra枠を多く作っているので、インターナショナルの看護学生は公立よりも私立のこの枠を個人的には狙うことをお勧めします。
☆雇用形態:
１．正社員のフルタイム vs パートタイム（Permanent Full-time vs Part-time)
パーマネントというのが正社員枠で、週に何時間と必ず決まったシフトが保証されており、福利厚生も受けられる。
フルタイムー週38時間 （週5日勤務）
パートタイムー週32時間以下。それぞれの募集要項による。
2．期間限定フルタイム vs パートタイム (Contract )
期間限定で数か月など、雇用される。いい働きをすれば残ってほしいといわれることも多々あるらしい。
3. カジュアル vs 派遣 （Casual Pool vs Agency)
カジュアルプール
日本にはない役職で、病欠や年休などで看護師が定数以上いないところに穴埋めするための看護師枠。 この枠は病院ごとにもっており、同じ院内で色々な病棟を経験できることと、お給料がフルタイムよりいいことが利点。欠点は、毎回違う病棟に行かないので、慣れるのに大変、また勤務表がないため前日などオンコールで呼ばることが多く予定を立てることができない。
派遣会社
これは日本でいう派遣さん。派遣会社（エージェント）が病院と契約をもち、それぞれの病院のカジュアルさんで埋められなかった穴埋めを派遣会社の看護師を利用して埋めるためにある組織。毎回違う病院に行くので内部を垣間見ることができ、自分の就活に役立つことや、お給料がとってもよいことが利点。欠点はオンコールで呼ばれるのと、遠い場所にも送られるので厄介な時もある。
ここで私が言えることはこのカジュアル枠は倍率がそこまで高くないので、入りやすいポディションだと思うんです。なのでそこから始めて、病院や病棟の雰囲気を知り、その後の安定したポディションへ移行という手もあるので、おすすめです。
私の現在のポディションも最初はカジュアルから入り、救命センターのみんながすごく素敵な人ばかりで、働きやすいと思っていたところで 内部のみの求人が上がり、応募して受かりました。
なので、やっぱり正社員じゃなきゃといわず、まずは手が届きそうなところから。はじめの一歩が大事です！
という事でいかがだったでしょうか？
長くなってしまったので、二つに分けました。後編はもっと履歴書やインタビューについて語りたいと思います！
誰かのお悩みに答えられていたら嬉しいです！
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それでは！See you soon and have a wonderful day!
*1:ENT
