オーストラリアの看護師 就職活動2 -病院編ー
Hello Everyone!
こんにちはー
初めての人も、常連さんの方も(まだ3回しか出してないけど…w)Welcome Welcome!
オーストラリアで看護師をしております みーやんです。
今日は4連休の最終日でまったりしております。
ちなみに私の家には一匹のワンコロ、Nanaちゃんがいます。12月で一才になったばかりのパピーで、まだまだ手がかかるのですが、可愛くて可愛くてしかたないんです。
うちの旦那と色々な技を教えているのですが、ほんと継続は力なり。小さいことからコツコツとStep by Step していくことで 日々成長していくんです。それってどんな事でもいえることですよね。
少しやっただけでうまく、簡単にやれる器用な人っているんです。でもそうでない人の方が多くて、その場合はコツコツとやっていくしかないんです!近道なんてない!もしかしたらこの器用な人も人知れず努力した結果かもしれないし。
なので One step at a time.
それでは、前置きを置いておいて、前回の続き。就職活動についてです。
前回は仕事選びのコツを自分の経験をもとにまとめてみました。
今回はその次の段階、選んだ後はどうアピールするか!
良い履歴書 カバーレター
自分はまだまだこの部分は研究中で、大学の進路相談や、キャリアコーチの受け売りですが、良い履歴書、カバーレターは必須。
まず、もちろん英語の文章、フォント、情報の見やすさは当たり前なので置いておいて。
自分のセールスポイント、自分にしかない強み、経験をより詳しく書くということ。当たりさわりのない文章は人を惹きつけません。特にカバーレターでは詳しい文章が人を惹きつける!例えば。。
I possess strong commitment to team environment dynamics with the ability to contribute expertise and follow leadership directives at approppriate times.
だけではだめ。この次にでは具体的にどのように自分は職場でこの強みを発揮したか、具体例、ストーリを取り入れる。
特に、応募する病棟にかかわることならもっとよし!日本での看護師の経験を使ってもよいし、その特有な経験がない場合でも、普段の生活や、アルバイト、大学、前の職などでリーダーシップを取った時の事、チームの中で機能的に動けていい結果が出たときなどを利用してもいいと思います。
ここは日本とかなり違うとこかな…と思いました。
あとは数字を出すのも有力だそう。例えば以前働いていた病院が大学病院で病床数はどのくらい、患者の受持ち数はどのくらい。また論文を出していたらどのような論文でどこで発表したかなど。
私の以前の病院も現在の病院も論文や看護研究についてすごく興味を持って聞いてきてくれました。
インタビュー
今までに、オーストラリアでは正看護師の面接としては6回受けたことがあります。その中で分かったことは、主導権をにぎるべし。(ここでは個人面接のみを話しています。)
面接官には2つの種類がいるようなきがします。一つは無表情で機械的な質問をするタイプ。二つ目はフレンドリーでザックばらんにいくタイプ。私は両方を経験しましたが、個人的にはフレンドリーの方が好きで自分を出せる気がしますが、もし、無表情なタイプでも自分で主導権を握ることが大切だと思いました。
どういう事かというと、質問をされる前に自分からアピールする事。
大体じゃあ 「自己紹介して」という所から入ることがおおいので、そこで自分の経験ややってきたことだけではなく、自分の強みやパッションを絡めて話すことで、相手に「あ この人ちょっと違う」という印象を与えることができるのではないかな、と思います。
そして イメージトレーニングをしていく事。
私が経験した面接では二種類の面接があって
- 看護理念や、看護観、病院のモットーや基本理念について事細かに自分がどう思うか、その理念などをどのように看護に結び付けることができるか、または 結び付けて看護を提供した時の事を述べろ。。。 的な質問。
- 患者設定を出して 自分だったらどのように動くか。そしてその理由はなにか。また、どのような結果が表れたか。
- この二つの組み合わせ
ここで大切なのは
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- 面接を受ける病院や組織のモットーや基本理念を理解していないといけないという事と、それを自分に置き換えて話せるようにしておきたい。
- その病棟や専門性にからめた患者設定に対し自分の看護手順、看護介入についてあらかじめ考えておく。
- いくつか自分の中で使えるストーリー(過去の記憶を遡って)を考えておく。
- 募集要項に記載されてある What will you be doing/ About you の部分は面接で聞かれる内容を示唆していることが多いのでそれぞれのスキルに関して、自分に照らし合わせて考えておく。
例: 自分が看護現場で患者さんを怒らせてしまった経験、失敗したときのことを、どのように対応したかと結果を含めて説明せよ。
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私はよくある現場のあるあるを利用して、「救命センターで働いている時、糖尿病患者さんに『自分は糖尿病があるのに朝から何も食べていない、お腹がすいた』という要望に、サンドイッチを持ってこようとしていたのに、他の患者が急変したり、入院をとったりですっかり忘れてしまった。」という内容を話した。
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「患者さんにこの要望を言われた時点で血糖値をすぐに図って、正常値であることの確認をした。そしてそうこうしているうちに急変と入院がありそのことを忘れてしまった」ことを説明。
- その時の対処として、気づいた時点で患者さんのもとへ行き、状況を説明したうえで、謝り、すぐにサンドイッチと飲み物を持って行った。
- どういう結果だったかについては「患者さんは 少し不機嫌だったが、理解してくれた」と説明。
このストーリの選択では失敗は失敗でもそこまで大失敗ではない程度のストーリを選ぶのをおすすめします。
また、面接官は失敗の内容より、看護師としての優先順位の決め方、臨床での判断力、問題解決能力、コミュニケーション能力、など、募集要項に書かれた能力があるかをここで判断しているので、思考回路や行動を根拠づけて話すとよいと思う。
推薦者(Referees)
日本にでは耳にしないこの言葉。
オーストラリア(もしかしたら欧米、ヨーロッパなどでも?)ではこれは大事。この推薦者との連絡、返事がない限り看護師として働けない。
私も以前、この紹介者に連絡がとれないとかで何週間も待たされた経験がある。
この推薦者は最低でも3件はあった方がいいらしい。
二件は仕事関係から、特にスーパーバイザー、マネジャー、指導係、師長、主任などの役職があるひとが必須。
あと一件は個人的な紹介者、パーソナリティーを保証してくれる人がいるといいかも。
気を付けることは
- 推薦者に許可をとる。ここはメールや電話ではなく直接聞きたい所。(当たり前)
- 面接に行って、面接に受かった時点で推薦者に連絡が行くので 面接に行った時点で推薦者に連絡を取って 連絡が行くかもしれない旨を伝える。
- フォローアップは忘れずに。お礼のemailや電話はお互いにとっていいことだと思います。また、ここで「連絡が来てたけどまだ返信していない」「ホリデー中で遅れている」などなどの諸事情を確認することができる。
- そしてThank you letter を出す。仕事がゲットたという報告と、推薦状のお礼は大事。これが、次につながることを視野にいれよう!
私はオーストラリアで初の看護師の仕事を応募した時、看護助手時代の老人ホームのNursing Managerに推薦者をお願いしたのですが、許可を取る際はすごく快く受けてくれたのに、いざ病院側が連絡してきたときに 病院側が推薦者用の用紙を添付するのを忘れたらしく、なので用紙なして、紹介文を書いて送ったのが病院側に認められず。後日送られてきた規定の用紙に書いてくれという病院側の要望にそのマネージャーが拒否をしたので、その人からは推薦状が取れないという事態が起きた。
そのため追加で推薦者を出す羽目になってしまい、何週間も待たなければならないじれったい経験があります。
なので 推薦者とはきちんとコミュニケーションを取っておく事と、信頼できるひとに直接頼むのをお勧めします。(それなりにしたつもりだったんだけど。。。ね)
私からの情報はここまで!
とにかく、もしなにかが理由で、躊躇している方がいたらこのブログを読んで 私もできそうだ!と思ってくれるといいな。
日本で看護師をしていて海外に興味がある方!
どんどん進出してきてほしいです!
実際、日本人の看護師は現場にでるとすごく働き者でまじめ、優秀だとどこにいっても好かれます!日本の看護が誇らしいと学生時代思ったものです。
私の周りには日本で看護師歴がない人で立派に病院で働いている友達がいたり、経験は一年そこそこしかないけれど看護師の仕事をしているひとが沢山います。そのこともどんどん配信していきたいです。
それでは!
See you soon and have a wonderful day!