有言実行を掲げる国際看護師みーやんのblog

英語力0から始めた国際人への奮闘 オーストラリアで看護師になるまでの波乱万丈の旅路と日常 をえがく

今を生きる。

Hello everyone! How are you doing? 

 

皆さんこんにちは!

 

オーストラリア救命看護師であり、看護師のメンターみーやんです!

 

さてさて、

 

前回の、オーストラリアの看護師の可能性について書いていて気付いたのだが、

 

日本人の多くの看護師、看護学生の方が海外で看護師として働くことを夢見て

 

そして、調べるうちに沢山の壁があることを知り

半数以上の方が

その夢をあきらめてしまう。

 

その一番の理由に

何故、海外で看護師をしたいのか、その目的がはっきりしていない、もしくは、「ただ日本にいたくないから」という マインドで止まってしまっているからではないか?

 

ただ、医療系海外ドラマを見て憧れて漠然とした憧れだった

憧れを抱くきっかけはそういう小さいことでいいんだと思う

実際私もそうだった。

でも そのままの動機じゃ

 

努力も続かないし

自分の中の優先順位もあがらない。

そうやってだらだら流されていくうちに

 

とくにその憧れは頭のなかから消え

 

ふと思い出しても2割くらい

 

そうこうしているうちに

好きなひとができて

主任試験にうかった

結婚して

マンションをかって

異動して

。。。。

いつの間にか

諦めている

というか まあ

海外で看護師 になる夢を人に言われるまで

そういえばそう思った事もあるっけってくらいにまで考えなくなっていく

 

それはそれでいいと思う。

でも

今国際舞台で看護師になったひと なろうとしている人と何か違いがあったかって

学力や経験にとくに差はないと思う。

差がでてくるのは 

 

行動するかしないか。

 

行動するひとは

その先に夢の実現待っている。

行動しないひとは

そのまま流される人生がまっている。

 

だから

行動したもんがち。

どこでどう自己投資しようと

それは自分返ってくる。

今はテストで忙しいから

今はしごとで手一杯だから

今はお金に余裕がないから

 

時間はみんなに平等にあるし

この先何時になっても山ほど仕事やら行事やら出費やらはでてくる

ベストなタイミングは

Right Now!!!


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Mentorship Program の受講受付を31日に締め切ります。

是非気になるひとはこちらのリンクから私との30分無料プログラムコンサルコールをbookしてみてください!

https://calendly.com/info-nursing-studio-au/30?month=2020-

 

SEE YOU SOON AND HAVE A WONDERFUL DAY! 

オーストラリアの看護師の可能性!

Hello everyone! 

 

How are you doing? 

皆さんこんにちは!

 

有言実行を掲げる国際看護師。。。

という所を変更したいと思います!

 

オーストラリア救命看護師であり、メンターであるみーやんです!

 

この二週間、ブログの更新を怠っていましたw

というのも、初めて Mindset Workshopを開催いたしました!

将来、海外、オーストラリアで看護師として働きたいという方々を対象に、二日間にわたり、国際看護師に必ず必要になるマインドセットについて、受講者に積極的に参加してもらう形で、行いました。

 

様々なポジティブなフィードバックを頂き、本当に色濃いものになりました!

受講してくれた方々、ありがとうございました!

 

その中でも特に皆さんに好評をいただいたのが、Self-condifenceについてのお話!

私達日本人として生まれ、育ったその背景、文化や習性は美しいものだけれど時に、負に働くことがある。

 

その事に気づいてもらいたかった。

さて、今そこに気づいて 自分でOutputしていく!

それが大事。

無料のワークショップ、無料の情報は沢山ある中、

 

それを継続していく事、習慣にして行く事が大切。

 

今回のワークショップで、どうやって継続していくか、ヒントお話しましたが

その後は自分次第。

どんなことに挑戦するにも、このマインドワークは必ず必要になってくる。

 

さて、挑戦といえば、

看護師には様々な可能性があることについて考えたことがありましたか?

今日はオーストラリアでどんな風に看護師が活躍しているのかお話したい。


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私は、オーストラリアの正看護師として3年目。救命救急センターで正雇用フルタイムで働いている。

 

フルタイム vs パートタイム

フルタイムは週40時間で 病棟によれば、8時間勤務(週5日)の場所もあれば、12時間勤務の場所もある。12時間勤務をした場合、週に3日しか働かなくていいので、拘束時間がすくない。

 

なので、二つの病院で働いているひともいる。一つの病院をメインとして正雇用フルタムで、週3で働き、他の病院で週一などで働き、がっつり稼ぎたい人に人気の働き方である。

 

パートタイムは週32時間以下で働く看護師。

お子さんがいる方や、他のクリニックや病院で掛け持ちしているひとに人気の働き方である。

 

正雇用(フルタイムとパートタイムがある) vs カジュアル

正雇用はもちろん、年休や、病欠、ケアラー公休、週末手当、祝日手当等がきちんともらえる。前にこのお給料に関しては詳しく書いたので、そこも参照してもらいたい。

 

nurses-words-and-actions.hatenablog.com

 カジュアルは病院が雇用している、病欠の穴やシフトの穴を埋めるための要員で、お給料がシフトが安定しないため、正雇用より時給が高い。

もちろん週末手当や祝日手当ももらえる。

なので、フレキシブルに働きたい、シフトで固定されていないほうが自由で好きという人にはいいポジションになる。ただ、公休などの保証、シフトの安定性はない。

 

都心 vs 田舎

オーストラリアならではの話なのだが、看護師の仕事もどこで、看護師として働くかによりかなり違ってくる。都心にある病院や、施設で働く看護師はみんなが想像できるように、日本の看護師と仕事内容はそんなに変わらない。

 

しかし、オーストラリアのド田舎の看護師となると本当にこれはスペシャリティーになるのではないかというほど特別なのである。

Rural Nurses とか Remort Area Nurses とか呼ばれる。

大学の実習でも、希望すれば行く事ができるが倍率が高い。なぜかと言うと本当に特殊だからだ。

どう、特殊かというと。。

このRural/ Remort areaと言われる場所はほんとうに 電車やバスはもちろんなく、病院も地域に一つしかない、医者も一人。(病院に住んでいるとか。。3か月間で変わる交代制とか)少し離島ナースなどと似ているのかもしれない。

医療機器や、資源は限られているので、ヘリで大きな病院へ重症の場合は運ばれる。

医者が一人しかいないとか、医者自体がその病院にいなく、遠隔で指示を得るなどが日常茶飯事なため、看護師が色んな事をする。どこまでやるかは、ご想像にお任せするが、とにかく看護技術はかなり上がると思う。

お給料も都心の看護師よりもいいし、引っ越しだい、家賃、車の費用まで国から支給される。

私が、ワーキングホリデー2ndビザを取るためにいたファームは舗装されている道路まで5時間かかり、そこからさらに、病院のある村まで行くのに5時間かかる場所にいた。

もし、病気になったら?

10時間かけて一番近い村の病院まで行くことになる。

でも、そこでも何もできなかったらダーウィンにある大きい病院にヘリで行く事になる。その村で働く看護師に話しを聞いたことがあったのだが、アボリジニの多い地域だったり、”タフ”なファーマーが多かったりするため、信じられない外傷患者や、病気が重症化していたり、様々なな慢性期疾患を併発していて、重症化していることが多いとのこと。

 

でも旅行が好きで、看護技術を上げたい、お金を貯めたい、ビザのポイントが欲しい人にはとてもいいオプションである。

 

スペシャリティー

外科・内科

救急・ICU・ハイケア

CCU

透析

癌科

産科・乳幼児・NICU・

小児

老年(リハビリ・老人ホーム・リタイアメント施設)

精神(在宅ケア・慢性期・急性期・超急性期・牢屋)

オペ室、リカバリー

在宅

クリニック、スキンクリニック、美容クリニック

 

 

などなど、様々な分野でスペシャライズさせることもできる。特に特別な分野で働くから、正看護師以外の資格が必要かというとそうではなく、経験を問われることはあるが、トレーニングは入ってから積むことができる。もしくは、新卒プログラムを使って未経験者でもそれらの分野に入りこむことも可能。

田舎に行けば行くほど、未経験でもアピール次第で働くこともできる!

 

その他

Doula**

ケースマネージャー***

トラベルナース

ヘリナース

これらは特別なトレーニングか、資格が必要だが、看護師の知識を使って出来るもの!

**Doula(ドゥーラ)というスペシャリティーを知っているだろうか?

日本では聞きなれないものだが、看護師の資格がなくてもなれるお産に関わる仕事である。詳しく言うと、妊婦さんと共に、お産、出産に対する身体、精神面、の総合的なケアをする、Non-Medicalなスペシャリティーである。妊婦さんとその家族のニーズを、病院や、助産師と橋渡ししたり、妊婦さんがその人らしいお産ができるように介入する人である。

 

***ケアマネージャー

ケアマネージャーはソーシャルワーカーとまた違う立場の職種で、医療系のバックグラウンド(正看護師の資格など)を利用して、できる職種である。利用者の在宅、医療・看護・リハビリケア、精神、アルコール、ドラック、DV、施設入所など介入は多岐にわたる。

 

 

ということで、

今日はオーストラリアで、正看護師の可能性を紹介した!

今度、オーストラリアの看護師にも沢山グレードがあるので紹介したい。

 

今日紹介したもの以外にもいっぱいあるので、

自分の興味のある分野をきわめていくにも、色々挑戦するにも、自分の生活と仕事を区別して働き方を選びたいひとにも、とても面白い国ではかなと思う。

 

では、

See you soon!

Have a wonderful day!

 


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Putting yourself first is not selfish.

Hello everyone,

 

How are you doing? 

 

皆さんこんにちは!

有言実行を掲げる国際看護師みーやんです!

 

初めましての人も常連さんもWelcome Welcome! 

 

さっそくのテーマですが、

Putting yourself is not a selfish act.


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I am going to write this topic in English because I really feel it is so much more powerful in English...( I don't know why... ) 

 

This is particularly important for nurses because we, as a nurse, tend to put others first before ourselves.

Caring and giving are almost natural to us. That is why we got into this profession to help others; make difference in people’s lives.

Nurses, out there, you are a helper; you are a giver.

You are giving to patient colleagues, significant others, family and to your friends.

For instance, we might go to work even you are under the weather; we might say yes to a nurse in charge when she is asking you to work double or overtime; you might not say no to a doctor when she or he is asking some tusks on top of your overwhelming daily tusks which probably could be done by Dr; you might force yourself to play with kids when you have a massive headache; you might do housework and smile at your family after long and stressful night shift that you lost a patient...…

You might be someone’s mother, father, best friend, daughter, son, carer, boyfriend, girlfriend, and colleague. AND you want to help them, but you are going to end being exhausted and having low energy all the time.

 

You cannot take care of others if you do not look after yourself.

I see nurses getting burnout and leaving the profession that they thought it is a true calling.

I see nurses who believe themselves nursing is not their job despite putting so much effort and love into it.

So, putting yourself first is not a selfish act.

You should say ‘No’ to them if you are overwhelmed, sick and stressed.  

You should not block your schedule for only others.

You do not have to do everything.

You do not have to be perfect.

You should put yourself first before others.

The reason why you must prioritise yourself is that you are more than a nurse.

Making sure you are not checking your phone or living your life according to someone else’s needs. Starting your day for yourself. You are feeding yourself breakfast.

Making time for yourself. You can go for a walk before starting a shift.

It does not have to be something like go to a massage, having a glass of wine and going to fancy dinner…

It can be amazingly simple; it may be like say no to husband to stay up move; no to overtime…

Make sure to ask for help if you need it. Ask your husband to share the tasks more, hire a helper or carer whatever you call..… I don’t know …cooking, washing .. gardening… if they are a burden.

You must know your limit.

It is okay to do that.

 

You deserve to feel good; you deserve to have energy; you deserve to have a healthy work-life integration.

 

 

That is it for today. 

 

See you soon and have a wonderful day!

 


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Coaching の力

Hello everyone! 

 

How are you doing? 

 

皆さんこんにちは!

有言実行を掲げる国際看護師のみーやんです!

 

初めましての方も、常連さんもWelcome Welcome!!

 

今日のテーマはCoachingのパワーについて。

 

皆さんCoachingってどんな事かしっていますか?

私は正直つい最近までまったくコーチの存在を知りませんでした。

 

よく部活のコーチなんて言うけれど

結局は教える人だとおもっていた

 

が、コーチは全く違うものであった。

今ちまたにライフコーチやWellnessコーチ、ビジネスコーチに恋愛コーチ様々な分野で

Coach というものがいるよね?

 

このコーチはメンターやTeacher やカウンセラーやアドバイザーとは全く違う役割をするのである。

 

目標達成に必要な知識、スキル、ツールが何であるかを棚卸しし、それをテーラーメイド(個別対応)で備えさせるプロセスである

 

つまり、コーチングとは自発的行動を促進するコミュニケーションのこと 

 とされている。

そう、コーチングは自分本来の行動や思考を考えさせる、振り返るきっかけを作り、自分自身で自発的な気づきを起こさせることで、行動に移せるという事を促進するものなのだ。

講師のように何かを一方的に教えるのではなく

アドバイザーのように悩みを聞きアドバイスを与えるのではなく

カウンセラーのように話を受動的に聞き分析するのではなく

 

コーチはもちろんお話を聞いたりはするが、基本的にはコーチ自身がアドバイスや何か知識を与えるのではなく、あえて、本人に考えてもらうような質問をして答えを自分自身で導く方法なのだ。

 

この方法のいいところはもちろん、人に言われて出てくる解決策ではなく

自分自身で導きだした解決策なので、納得いくもの、行動しやすいものになるという事。

 

そして、本人が気づいていないような奥深いものが見えてくる可能性があること。

 

人の悩みには色々あるが、その表面的な問題は実は過去の自分の経験だったり、育ち方だたり、価値観からくる可能性がある。表面的な問題だけではなく、その奥深いバックグラウンドを掘り下げてみることで本当の意味での答えを導き出すことができるのだ。

 

そう。

最近で言うと、Fukikoさんから素晴らしいコーチングを受けた。

あれは目から鱗というかんじで

 

私は彼女となぜ自分がお金に対して、自分のメンターとしての活動に対してもやもやがあるのかについてお話した。

 

私のなかでぼやっとしたものがあったけれど(何かすっきりしない気持ちとなにがすっきりしないのか分からないモヤモヤ)

それすら分からないでいた段階で合ったのにもかかわらず、

自分に、ばっさっと入ってきてくれるFukikoさんの手法はすごく気持ちがよくて、

かつ、すごく考えされるセッションであった、

そして何よりも、セッション中の「a-ha moment」はなんだか霧の中からようやく出たような解放感を与えてくれた。

 

Fukikoさんは私のなかのごちゃごちゃした悩みを全く違う目線で、客観的に見ることによって、様々な質問を投げかけてきた。

その質問に答えていくうちに。自分自身で「あ、だから私はこう考えていたんだ」

「だから私はこうしたらいいんだ」という

めちゃくちゃポジティブな結果が訪れた。

 

是非、なにに悩んでいるかも分からないけど、もやもやすることがある

そんなあなたに是非お勧め!

 

Fukikoさんが無料のワークショップをするとのことなのでこちらにもリンクを上げておきたい。

 

www.flow.page

 

そして、

私自身、私もコーチ Emiから Self-coachingの方法を学び、自分自身でそのコーチングの力を最大限に発揮できることを知った。

そこでは、こんなふうに自分自身にマインドロックがあり、自分で自分を制限してしまっていた事に気がつた。

私はいつも人と比べたり、相手の評価から自分の評価を見出してしまっていた。だから、その評価が目に見えるものでない場合、不安になったり、自信を失っていたりしていた。

 

しかしながら、その思いがどこからくるのか、どうしてそう感じるのか知ることで、自分の思考の癖を見つめなおすことが出来たのだ。

そうすることで、どんなところでいつも悩んでいるのか。

どんなところでいつも悲しい、恥ずかしい、残念、後悔などのnegativeな反応が自分のなかに起こるのかを知ることができた。

 

思考の癖は長年の蓄えてきた癖であり、簡単には取り除けない。

 

まだまだ、自分自身も何度も同じ所に戻ってくることもある。

それでも、今すごく心が軽いのは、どうやったらその思考の癖をシフトすることができるのか知っているから。

 

それがCoahing  Self-coahingの力なのだ。

 

そのSelf-coachingを使って私のように悩んでいる未来の国際看護師さんをサポートするのが私のPassion!

 

日本で生まれ育って、日本の教育をうけ、日本の両親を持ち、育った環境は色々な意味で 挑戦なのである。

特に海外で、専門職として成功するには ただただ「謙虚で礼儀正しくておとなしい日本人」ではやっていけない。

自分の好きなことを、自分らしく生きていくってどういうことか、そういう所も伝えていきたいとつくづく思う。

 

という事で、未来の国際看護師の為のMindset Workshopと名付けて

無料のワークショップを行います!

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是非、未来の国際看護師の方々ふるって ご参加ください!

 

参加は下のリンクからできますよ~

https://landing.mailerlite.com/webforms/landing/k5q0m7

それでは!

 

See you soon and have a wonderful day! 

 

 

Anti-Vaxxers (予防接種反対派)の到来

Hello everyone! 

 

How are you doing? 

皆さんこんにちは!有言実行を掲げる国際看護師みーやんです!

初めましての方も常連さんもWelcome Welcome!!

 

ということで、

今日のテーマは

Anti-Vaxxers (予防接種反対派)の到来

 


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日本人の私達にはあまり耳なれない言葉なのではないかと思う

anti-vaxxerという言葉

それか、私があまり無関心だったか 自分が子持ちではないからなのか、こういう事が問題になっていることは知っていたがあまり話題にはならなかった

 

このAnti-Vaxxersとは

a person who is opposed to vaccination, typically a parent who does not wish to vaccinate their child.
"experts say several diseases that are avoidable are making a comeback due to anti-vaxxers who refuse to vaccinate their kids"
 

 という事で、要は予防接種反対派の事。これはオーストラリアでは大学でも大きく取り上げ教育に導入するくらい大きな動きである。

anti-vaxxersは親世代に多く、予防接種を反対しているため、自分の子供に予防接種をうけさせない。その反対する理由には様々あるが次の理由が多くあげれれる。

  • アレルギー反応や自閉症、発達障害などの誘因となることがあげられている。
  • 予防接種は個人の自由である。決定権は親にある。
  • 予防接種は予防接種を開発する会社の金儲けの一つにすぎない。特に効果はない。
  • 自然治癒力を使うのが一番に決まっている。(ワクチンなんて人工的に作られたもので身体に悪い影響を与える)。

などなど。。。’予防接種の弊害’ とかgoogleすると出てくる出てくる。。。

 

そして、先日、ついに、私のはたらく救命センターにanti-vaxxersが来た。

今まで、オーストラリアに沢山いるとは聞いていたが、患者として目の当たりにしたのは初めてだった。

その患者は破傷風の予防注射が必要という説明に対し、断固として拒否。

それは予防接種は身体に害のあるものであるという認識からの拒否であった。

患者が拒否をしている場合、無理やり注射をするわけにはいかない。

 

患者の意見を真っ向から否定するわけにもいかない

じゃあどうするかって?

やはりその予防注射をしないことで起こるリスクを説明、理解してもらう。

そのリスクを分かった上で拒否しているのであれば

こちらとしては何もすることが出来ない。

そのままお帰り頂くしかない。

 

Anti-Vaxxers の何が危険かというと

もちろん今まで予防接種で根絶してきた致死的な疫病がまた巷で復活してしまう事。

何十年もの研究から作られた予防接種。開発から数十年たった今だからその恐ろしさは体感できていないのかもしれない。

 

日本の場合は定期接種のものと任意接種のものとあるが定期接種の物から言うと

ヒブ感染症、肺炎球菌感染症、B型肝炎、4種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)結核、麻疹・風疹、水疱瘡、日本脳炎、HPV感染症(子宮頸がん)

などに対する予防接種がある。

 

さて、オーストラリアはどうかというと

 

• Hepatitis B (B型肝炎)
• Diphtheria, tetanus, pertussis (whooping cough),(ジフテリア、破傷風、百日咳)
, polio,(ポリオ)
• Rotavirusb(ロタウイルス)
• Pneumococcal(肺炎球菌)
• Meningococcal (髄膜炎)
• Measles, mumps, rubella(麻疹、流行性耳下腺炎、風疹)
• Haemophilus influenzae type b (Hib) ヒブ
• Human papillomavirus (HPV) HPV感染症(子宮頸がん)

が指定されている予防接種である。ここで、一つ。今回調べて初めてしったのだが、オーストラリアではBCG(結核のワクチンは)この定期予防接種に入っておらず、任意だそう。これはオーストラリアではとてもレアな疾患なため任意となっているとのこと。

 

しかしながら、海外旅行が普通になっていて、さらに多民族国家であるオーストラリアは様々な国からの移民が沢山いる。そんななかで「オーストラリアではレアな疾患だから」はもう通用しない気がする。

 

しかも、この定期予防接種には強制力はなく、親が予防接種反対派だったら、普通に予防接種を受けずしてもとくに罰金などもないし、法に逆らうことでもないらしい。

 

しかしながら、学校に通うのに予防接種の経歴を提出する必要があったりするので、そういう面でも反対派はどうしているのか気になる。

 

なぜ予防接種反対派がいてどんな信念からこのような動きになっているかは、書きだしたらまた長くなってしまうので書かないが、この予防接種反対派がいることで怖いこと。撲滅したはずの病気が返ってきてしまう可能性があることは真剣に考えなければいけない。

 

公衆衛生って一言で言うと大きいけれど、結局はこの予防接種が開発されてから一体何億人の人間がかからなくてもいい病気から逃れているのか。生活習慣病とか癌などが大きな死因になっているいま、このような疫病はなくて当たり前になっている。

でも、なぜなくて当たり前でいられるのか。。?それは予防接種があるからである。

 

オーストラリアの大学でも、このような少数派に対する対応についてどのように医療従事者としてかかわっていくかを勉強した。

COVID-19が人工的に作られたウィルスで人工的に感染が拡大されたとされる情報が流れた時も、COVID-19の予防接種を開発する製薬会社の陰謀だという話が広まった時も、このAnti-vaxxersはここぞとばかりに 「ほれみろ」的に主張していた。

 

それもこれも、科学的根拠からみても全くのでたらめで証明されたわけだけれど、それをみるだけで、私たち民間人はどれだけ情報に囲まれて生きていて、その情報に左右されやすいのか分かる。

予防接種反対派だけを責めることができないのは、やはりそういう人は一回その考えにのめりこむと中々その情報から抜け出せない事実があるから。メディアやインターネットの情報に囲まれて生きている私達。周りにそういう情報のbelievers ばかりに囲まれていたら、だれもが陥ってしまう状況ではないだろうか。

 

だから、必ず子供が来た時聞く言葉。

Are the vaccinations updated? 

もし、Anti-vaxxerの両親が連れてきた子供が熱をだしていたら、病院ではどんな対応をするべきなんだろう。。。

 

恐ろしい。。。

 

では、

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See you soon and have a wonderful day!

 

細分化されているオーストラリア看護師の仕事

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皆さんこんにちは!有言実行を掲げる国際看護師みーやんです!

 

初めましての方も常連さんもWelcome Welcome! 

 

さてさて、今回のテーマは

細分化されているオーストラリア看護師の仕事


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オーストラリアと日本の看護師の仕事の内容で大きな違いはなんですか?という質問をよくいただく。

その答えの一つに

オーストラリアの医療現場は日本に比べて業務が細分化されており、日本ほど

看護師=患者の身の回りの事から治療まで全部おまかせ

 

という感じではない。

例えば

採血。採血は検査技師が病院で雇われていて(病院内にそういう部署がある場合もある)が来て採血する

 

なので、日本のようにあさ5時から10人以上の採血を一時間で回りながらコール対応するとかトイレ介助するとかをしなくてもよい。

ちなみに、救命センターでは末梢を入れるのが検査技師ができないので末梢が必要なひとは看護師か医者が末梢取りつつ採血もする。

 

移動や検査だし。患者の検査だしは、wardman とよばれる要はホテルで言うポーター(イギリス出身のひとはポーターと呼んだりするひともいる)みたいに患者を転床させるときや、検査に行くときは車いすや、ベットをおして連れて行ってくれる。

時には、患者の体位交換をしたい時や、ずり落ちちゃってる患者をベットの上の方に移動させたりする時も wardmanをよんで手伝ってもらったりもできる。

 

シャワー介助や食事介助。身の回りのシャワーや食事、清拭(オーストラリアではbed bath/ sponge bath)と呼ぶはAIN(Assistant In Nursing) や PCA(Personal Care Assistant)がやってくれる。しかしながら、病院によってはこれらのポジションの人があまりいなかったりもするので、そういう場合は正看護師がやる。

そして日本より病院で働く看護助手の割合が病院でも高いように思える。日本の大学病院や総合病院なんかではではめったにお目にかからない看護助手。いても、移動とか移乗などしかやらないイメージ。まあ、特養とかはちょっとちがうよね。日本の特養などで働く看護助手は、結構色々身の回りの事やトイレ介助、食介などをやってくれるけれど。。。

 

投薬や処置。これは正看護師Registerted Nurse(RN)と准看護師 Enrolled Nurse(EN)の仕事として、行われる。オーストラリアの准看護師は投薬や包交などもやってもいいので正看護師とほぼ同じことができる。

何が違うのかというとすべては看護師の指揮下で行われるということ。あと、管理薬(麻酔、準麻薬系の薬)の投薬は確認は一緒にしてもいいが、投薬自体はしてはいけないとことになっている。これも、それぞれのトレーニングを受ければ准看護師でも色々な看護行為ができるようになる。

 

お掃除。日本で看護師時代。環境整備だなんだといって患者の周りのふき掃除とかやったりしていた。こちらはお掃除の人が各部屋に入って、お掃除してくれる。トイレからベット周りまで。とても気の回るお掃除の人は患者さんの要望通りに様々 ものをアレンジしてくれたり。

 

配膳。日本のこれは看護師じゃなくても出来るだろうという業務の一つに配膳がある。よく朝のめちゃくちゃ忙しい時間に検査だしの準備や、オペだし、薬や点滴交換、トイレ介助に口腔ケアなどなどの合間になぜか看護師が配膳していた。特に食パン。よくあまりにも忙しいからよく焦がしては患者に笑われていた。。。

なぜあれは看護師がやらなきゃいけないのか・・・不思議である。

治療職の確認だって指示通りにしてあれば問題ないはず。。。

あの配膳・下膳だけでも看護師の業務からはずれれば本当に楽になるのに。。。と思う。オーストラリアはケータリングの方が各部屋に届けて、下膳もしてくれる。さらにお茶の時間にはお茶とお菓子をだしてくれる。もちろん糖尿病の人には砂糖ではなく糖尿病患者用のスイートナーを使ったりするようにと教育もされている。

 

 

などなど、

でも、他の英語圏はどうなんだろう?

ちょっと調べたり、聞いてみると

実はオーストラリアの看護業務日本に比べてすごく細分化されていて他の人がいろいろやってくれていいなーと思っていたけれど、実はオーストラリアはまだまだ甘かった。

 

聞いたところによると、

UKの医療現場はもっと細かく分かれていて、

ECGをやるのも専門の人が来てやってくれるそう。Nursing Auxiliary(NA)という役職の方がグレードやトレーニングにもよるが、清拭から食介、採血・抹消確保・バルーン挿入もするそう。

カナダではCare AidやLicensed Practical Nurseが投薬、処置、朝のケアなどをしてくれるそう。

アメリカでは日本でいう看護助手のようなことをするのがClinical Nurse Assistant (CNA)で、身の回りの介助からバイタル、グレードによっては与薬もしてくれるそう。そして知ったのが、Medical Assistant。この資格は幅広い分野で雇用主によっても違うようだが、採血をしたり、外来でのトリアージの様なものをしたり、それに基づいた検査を依頼したりするらしい。(これは医師や看護師の指示のもとに)そのほかにも会計、データ入力、保険の確認、などもやる場所もあるらしい。

 

この様に日本の看護師の仕事とされていることはさらに細分化され、様々な役職の人の業務にすることで、正看護師の負担はかなり減るし、もっと必要な所に集中できるのであろう。病院としても、高い給料を沢山の正看護師に払うよりも、准看護師や看護助手にある程度の事をやってもらう方が効果的なのではないかな。

 

ここで一つ、看護師業務は日本より少ないが、仕事がないわけでも、ただ指示を出してなにもしないわけではない。その分責任のある仕事はやまほどあるわけで、そのENやAINが介入してくれたことを、もう一度確認して、患者に変化がないか異常がないか、医師と相談して治療変更や追加を実施する、実施を指示してそれをまた確認するのも正看護師の仕事。

 

そう考えてみると、日本の看護師さんはすごいな~

と頭が上がらない。

 

もう少し日本もそういう面で負担を減らしてほしいものだ。

 

では

 

See you soon and have a wonderful day!

 

 

 

 


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オーストラリアの鎮痛剤事情

Hello everyone! 

 

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初めての方も常連さんもWelcome Welcome !!

 

有言実行を掲げる国際看護師みーやんです!

 

さっそく今日のテーマに入りたい。

オーストラリアの鎮痛剤事情

 


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いやーこれはすごく多きなカルチャーショックだった

オーストラリアと日本では本当に鎮痛剤の使い方が大分違う。

 

これはきっと文化的背景も関わっているんだと思うのだが、

日本で6年看護師をやっていた自分からすると 

オーストラリアは鎮痛剤をバンバン使う。

 

痛みに対しての固定観念が日本と違うんだろう。

日本人はかなり痛みに対する閾値が高く、すごく我慢してしまう傾向があると思う。

 

一回、日本の消化器外科で働いている時

胃切除後の患者さんで

ベットでうなってるからどうしたもんかと行ってみたら...

 

「大丈夫。。。術後の痛みだから。。。」と言って全くナースコールを押していなかったんだろう。

 

その人の腹部はパンパンに膨れ上がって破裂状態(絶対いま起こったことじゃないかんじ)

「これ絶対イレウスだ」と思って医者コールしているうちに廊下で...

大量嘔吐

 

壁にまで飛び散るくらいの吐物

(すみません。読みたくない方は読まなくて大丈夫です)

 

結局緊急手術になってイレウス解除のオペに行った。

 

絶対数日前から痛みや吐き気はあっただろうに

全く訴えていなかった。

腹部の張りもそこまで目立つほどではなかったらしく

前の勤務者も気づかなかった。

 

とにかく痛みに強いというか痛み止めを使う事にすごく抵抗がある人が多い。

これは高齢の方になればなるほど 

そして男性に多い。

やはり「男は強くて、弱音は吐けない」

みたいな古風な考えの人が沢山いて痛みを我慢してしまうんだろう。

 

だから、痛み止めの説明も痛みによる弊害もきちんと説明しなければ、日本人はなかなか痛み止めを使いたいと言ってこないことが多かった。

 

それに比べて

オーストラリアではそういった痛み止めに対する固定観念や抵抗感は少ないように思う。

(だからと言ってすべての人が同じではなく、日本同様高齢者は結構痛みを訴えないことも多い)

 

だからなのか、

麻薬系の痛み止めをバシバシ使う。

例えば、モルヒネ、フェンタニル、も静脈注射でバンバン使う。

PCA(患者自己調節できる持続痛み止め)なんかにはケタミンなんかも使われる。

 

日本だったらモルヒネなんて癌性疼痛で使うくらい?しかも静脈注射はしたことがなかった。(皮下注の持続とか?)

フェンタニルなんて挿管してる患者の鎮静で持続で使うくらいで普通の腹痛、腰痛とかに使ったことがなかった。

けれど、オーストラリアでは普通に静脈からモルヒネなら2.5mg ~5mgを希釈したものだけど一回で投与する。患者さんはみんな普通に「あちょっと楽になった」「ちょっとくらくらする」くらいで効果的に使われている。

内服でも

オキシコドンなんで、骨折した患者とか、子宮内膜症とかのお腹の痛みとかにも使われる。日本はきっと、自宅での癌性疼痛に対する痛み止めとして使われるくらい??私の日本での知識は古いので是非皆の最新の情報を教えてほしい。

 

とにかく、麻薬系鎮痛剤の使用が幅広く行われている。

日本にはけっこう麻薬系の薬剤の使用がタブーのようになっていることも理由の一つにあると思う。だから、鎮痛剤の使い方は国でかなり違うんだなと思った。

 

私は日本で生まれ育って、教育を受けて、看護師も経験しているので、ついつい日本の感覚で物事を見てしまうけれど、

オーストラリアでは「普通」である麻薬系鎮痛剤の使用

オーストラリアの「痛みは早く治すに越したことはない」という考え から我慢することはしない、使えるものは使って症状を改善させることは それはそれでありなのかなとも思う。

 

以前、オーストラリアで医師免許をとった日本人の医師と働いた時、この話になった。

その人は、先にオーストラリアで免許を取り、人生のほとんどをオーストラリアで過ごす医師で、日本でも短期だが医師として働いたことがあったとのこと。

 

その人から言わせると、

「日本の麻薬系鎮痛剤に対する固定概念が厳しすぎる。

痛み止めの使用を最小限にするのが当たり前で、麻薬系鎮静剤の使用が癌性疼痛以外はほとんど使われていないのが おかしい。

もっと使ってあげればいいのに」

という感想を持っていた。

 

彼は日本人だけれど、麻薬系鎮痛剤の使用に寛容な考えをもっていた。

人種に関わらず、学んできた過程や環境によってこうも考え方がちがうんだな、と興味深く聞くことができた。

 

じゃあ バンバン麻薬系鎮痛剤をつかってそれによって中毒になってしまうんじゃないの?という疑問が出てくる。

 

だからこそ医療者がきちんと麻薬系鎮痛剤の使用に敏感にならなければならないんだとおもう。

そういう意味で、オーストラリアの医師・看護師はきちんとトレーニングされていていわゆる「Drug seekers」に関しては 様々な方向からアセスメントする。

 

まあ 痛みって本当にsubjective なものだから特に慢性的な痛みにかんしては本当に難しいところもあるんだと思う。

そこらへんはまた他の機会に書きたいと思う。

 

ということで、

オーストラリアと日本の鎮痛剤事情でした。

何が良いか悪いかではなく、文化背景や教育、社会性などからも医療って変わってくるんだと思う。

 

それでは

See you soon and have a wonderful day!