有言実行を掲げる国際看護師みーやんのblog

英語力0から始めた国際人への奮闘 オーストラリアで看護師になるまでの波乱万丈の旅路と日常 をえがく

オーストラリア 精神疾患を学ぶ

Hello everyone! こんにちはー!

 

有言実行を掲げる国際看護師のみーやんです!

 

日本の看護師の資格は期限もなければ、更新もないが、オーストラリアの看護師は資格の更新を毎年行わなければならない。この更新事お金を払わなければならないから、また面倒くさい。

 

その更新のための条件に、継続的な教育、トレーニング、知識のアップデートの有無を聞かれる。特に何を提出しなければいけないというのはないが、年間で20時間以上の教育を受けなければならない。

 

病院で働いていれば、たいていは、オンラインや座学の勉強会などで簡単にこの時間は稼げるが、勉強家な看護師は外部に行っての学習会や講演などで色々な教育の場を増やしている。

 

最近、このオンライン講座で精神疾患の勉強をすることがあって、とても興味深かったのでここに書いておこうと思う。

 

もし、この先の文章で悲しい気持ちになりそうな方は読むのはここで辞めておいてね。

 

以前、救命センターで経験した薬物、アルコールの乱用・中毒について語ったが、精神疾患も同じように、社会の偏見、スティグマなどから、患者本人、また、周りの人がそれを隠してしまったり、隠していることをよしとすることによって、救命センターなどの公共の場に現れるときにはすでに、悪化してしまっていることが多い。

 

以前働いていた日本の救命センターの一・二を争うプレゼンテーションが自殺・自殺企図(薬物過量服薬も含む)であったことから、日本も同じようにかなりの割合で精神疾患は大きな健康問題なのは間違いないと思う。

 

特に、このストレス社会に、色々な社会的なexpectation、社会人として、男として、女として、父親として、母親としてそれぞれの加重は日本社会ならではではないかと思う。さらに、インターネットや、コンピューター 、ゲーム社会の発展から人と人との関わりが 少なくなってきているのも若い世代にはあるんじゃないかと思う。

 

そしてオーストラリアはどうだろう?

オーストラリアも同じように精神病の悪化によるプレゼンテーションは沢山ある。

救命センターに多い精神疾患のプレゼンテーション理由

 

  • 鬱による自殺企図、通常の生活困難-suicidal ideation, fuctional decline due to depression
  • 薬物乱用がきっかけで起こる奇怪な行動、怪我 Buzzer behaviour and injuries due to substance abuse
  • 過量服薬、 Over Dose(OD) 
  • 統合失調症  Schizophrenie

その他、患者の背景としてある精神疾患

  • 不安症 Anxiety
  • そう鬱病 Bipolar
  • 心的外傷後ストレス症候群 Post Traumatic Syndrome
  • 境界性パーソナリティー障害 Borderline Personality Disorder
  • 拒食症 過食症 eating disorder 

 


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前の病院の救命にはこのような患者さんが多数訪れていた。その救命には精神科の急性期のトレーニングを受けている看護師在中。精神科医も24時間在中しており、カメラ付きの施錠できる部屋が3つ設けられている。

 

救命センターに運ばれてきたときはなにかしらの身体的なことにフォーカスを当てて救命医が診療にあたるが、医学的な側面からは問題がないと判断されると精神科のチームにバトンタッチする。

 

暴力的な患者やベースに以上のような精神疾患がある患者はいきなりきれたり、治療を拒否したり、隠れてトイレでタバコすったり。。

なのでそのような場合に対応できるようにde-escalation 方法といってどのようにスパークした人の対応をするかという指導も大学の講義にあるくらい。

 

それでも、救命のナースにてに終えない場合 精神科の看護師さんの登場!

 

すっごくうまい!

話し方とか ある程度の威厳が必要なのか私たちで効かない話が精神科の看護師さんならすっと聴いたりして。。。

 

こういう他職種のか代わりってすっごく大事だなーとおもった。

精神科のみんなだけではなく、ソーシャルワーカーもビジネスアワーは在中していて、時間外はオンコールのソーシャルワーカーもいた。

なので 家庭内暴力、性的暴行や幼児虐待などの一刻も早い対応が必要な場合オンコールでも 夜中でもかけつけてきてくれる。しかも本当にみんないい人たちばかり。

日本にいたときはあまりそういうの関係に関わったことがなかったためわからないが こんなに密にソーシャルワーカーが医療と連携している実際をみてとってもいい仕組みだなとおもった。

 

もちろん日本でも在宅にいく場合連絡をとってなんやら会議をするとは思うが救命ではそういう機会が少ない?

かなと思う。そんなケースがあまりないからかな?

 

なのでオーストラリアは精神疾患を持つ患者を社会で見守る仕組みが上手に出来ているようなきがする。

ここのかかわりでも、色々勉強になったわけだが、まずは自分の身を守ることが第一。患者と接していて危険を察知したら

  • まずは離れる。
  • 触らない。(ボディータッチは逆効果だそう)
  • 目の前にたたない。
  • 否定しない。
  • 遠目で観察
  • などが大事。そしてそれでもエスカレートしている場合は助けをよぶ。

 

こういう経験をするから見えてくることってある!

このようなバラエティーのある病棟ってあまりない。それが救命の醍醐味な気がする。

 

ではでは

See you and have a wonderful day!