有言実行を掲げる国際看護師みーやんのblog

英語力0から始めた国際人への奮闘 オーストラリアで看護師になるまでの波乱万丈の旅路と日常 をえがく

国境無き医師団の体験を聞いて、ありがとうを言いたい。

Hello everyone! こんにちは!

有言実行を掲げる国際看護師ことみーやんです!

はじめの方も常連さんの方もWelcome welcome! 

先週はちょっと深いお話をしたんですが、今回は。。。。国境無き医師団について!!


f:id:NURSES_words_and_actions:20200606235525j:image

 

YES!結構医療者で、海外に興味がある方だったらみんなと言っていいほど、気になる方が多いと思う!

 

ちなみに私は行ったことがない。

でもどんななのかなーと気になって色々調べたり、体験者のストーリーなどを見ながらすごいなーと思っていた。

 

今回はオーストラリアのシドニーで大学に行っていた頃、出会った日本人のスーパー女子みどりちゃんについて話そうと思う。

みどりちゃんは日本では助産師経験数年した後、シドニーでワーキングホリデーで来ていた。看護助手として働いていたこともあり、話す機会が何度かった。そして、ワーホリを終了を機に日本へ帰国。そして、国境無き医師団の一員として、イラクに助産師さんとして、現場の管理役をまかされ、四か月活躍した すごく行動力のあるとっても熱い素敵な助産師さん!

 

ほんっとに尊敬する みどりちゃん!

 

シドニーから帰国して、イラクに行く前に彼女と話したとき、「やっぱりずっとやりたいって思ってたことだから やっぱりやってみようと思って!」って聞いてもっと話を聞いてみたい!そう思っていろいろインスタグラムをストーキングしながら、たまーにメッセージでちょっかいをだしては色んな話を聞いていた。

 

イラクに行く前に日本で少し助産師をしていたとき、彼女が言っていた。「私は親不孝ものなのかな。。」という言葉ば胸に刺さったことを覚えている。

 

自分も29歳で親の心配をよそにオーストラリアへ渡豪したとき。

両親は、おまえは一生独り身なのか、孫もみれないのか、外人と結婚するのか

そんな心配をよそに 出て行ったわけだが、

オーストラリア二年目で祖母が病気を患い、半年の闘病生活からの死を迎え、自分の大事な人がいなくなるとき、そばにいられない、すぐに駆け付けてあげられない現実をどう受け止めたらいいかわからない時期があった。

そして行き着いた結論。

「じゃあ私は家族のそういう時のために日本に完全帰国して、日本でやっていくのか?」という問いかけに「自分はオーストラリアでやっていく」ことしか考えられなかった。

じゃあ家族が何かあった時にどうするか、「自分ができることを精一杯やろう」

ということに行きついた。

 

みどりちゃんのそれとはまた次元が違うかもしれない。だってイラクってまた、第三世界で、自分の命までもが危ういそんな環境で医療に携わるのだから、その葛藤は計り知れないと思う。

 

でも、彼女の両親はきっと、葛藤はあっただろうがみどりちゃんの決意とその決意の固さを知っているから サポートしてくれたんだろう。

 

という事で皆さんにこの記事を読んでもらいたい。

種をまかないと花は咲かないから|世界の現場から│海外派遣スタッフで参加│チーム国境なき医師団

女性の権利についてです。手術、治療、避妊……、何をとっても女性は自ら決断することは許されていませんでした。

・・・・

活動中は、自分の常識が当てはまらないことばかりでした。さまざまな課題を、どこまで「この国の風習だから」と受容すべきなのかと、何度も悩みました。そんな時に、「あなたがいいと思う助産をみんなに見せて、変わることを願って動きなさい。種をまかないと、花は咲かないから」と医療チームリーダーから言われたことがとても印象的でした。

私たちが’普通’ ’あたりまえ’と思っていることが当たり前ではない現実

 

私たちはあたりまえにある医療機器に、技術、そして医療・看護の質がまったく当たり前ではなく、それを押し付けることができない現実。

 

 

イスラム教が99%を占めるイラクでは一夫多妻制が取り入れられていたり、教育も男性と同じように受けられない、車の運転も家族によっては認められないという話を友達から聞いた。

 


f:id:NURSES_words_and_actions:20200606235625j:image

 

さらにみどりちゃんから、「女性の権利の不平等さ」について聞いた時、

女性の中絶の権利は法的に認められておらず、婚前前性交は禁止。

なので独身女性が性的暴行を受けた場合、そしての結果起こりうる処罰。。。

 本当に憤り。。。というかそれを超えたなにかを覚えた。

 

自分の身体なのに、自分自身に決定権はなく、家の主である、旦那さんか父親の許可が必要。

そして女性が子供を産む機械のように扱われているような気持になった。

なぜ?

正直、イスラム教について私がなにを知っているかって、まったくの情報、知識不足で恥ずかしい位なのだが、そんな状況で自分たちの思う医療の質、看護の質を提供するって可能なの?!

と私は思ってしまった。

しかし、

「じゃあ 誰が彼らを助けるの?」

という彼女の言葉にハッとした。

そして、

「自分がやっていることは他人に理解されるためにやっていることではなくて、強制されてやっていることでじゃなくて、やりたいからやっていること」

 

そう続けたみどりちゃんの言葉が。。なんとも身に染みた。

 

そういう Humanitarian workはこの本当に強い信念、パッションから支えられていて、その一歩の積み重ねで今があること。そして色々な葛藤と、周りからの理解のされない現実と戦う現実があるということ。それでも根本的な人を助けたいという強い気持ちから 提供され続けているという事。

 

世界を変えること簡単ではないけれど、自分のその一歩で救える命があって、なにか小さい事かもしれないけど変化があって、その積み重ねで世界が変わっていくんだと思う。

 

オーストラリアの救命で働いていても感じる不甲斐なさ、自分の小ささ、結局は何も手助けできていないのではないかという儚さ。

何度も同じ理由で帰ってくる薬中の患者やアル中の患者。。

 

結局自分たちがどんなに頑張っても、それが必ず成功するかというとそうでないこともあって

そういう時に何のために私たちはやっているのだろうか?

医療資源の無駄なのではないか?と思ってしますこともある。

でもそんなときこの言葉を思い出そうと思う。

 

発展途上国でこんなに踏ん張っているひとがいる。先進国で豊富に医療資源がり、医療制度も世界有数、なんでも自由に発言、決定できる国に住んでいて何ができるのか。まずは自分自身に何ができるのか?

自分の家族に何ができるのか?

近所のお爺さんおばあさんに何ができるのか?

そして患者家族になにができるのか? 

そして発展途上国で働く人たちになにができて そこに生きる人に何ができるのか。

 

 

世界のどこかで起きているこの現実を見て見ぬふりをしない 

 

そんな人になろう。

 

今日からできることを探そう!と本当に思った。

 

なので、貴重なお話ありがとう!みどりちゃん!これからのみどりちゃんにこうご期待!

 

もし このような海外派遣スタッフに興味がある方、このリンクを見てみてください!

 

www.msf.or.jp

ではでは

 

See you soon and have a wonderful day!