有言実行を掲げる国際看護師みーやんのblog

英語力0から始めた国際人への奮闘 オーストラリアで看護師になるまでの波乱万丈の旅路と日常 をえがく

オーストラリアで看護助手のお仕事

Hello Everyone! 

初めましての方も 常連さんもWelcome Welcome!!!

5年目で看護師を辞め、英語0からはじめたカナダの語学留学をへて、今はオーストラリアで看護師として働く、有言実行を掲げる国際看護師のみーやんです!

 

詳しい自己紹介などなどは

 

nurses-words-and-actions.hatenablog.com

 を読んで見てくださいね!

 

今回はワーホリビザ中と大学在学中にやっていた看護助手のお仕事についてお話ししたいと思います!

 

なので私は看護助手のお仕事で自分の政経を立てていたといっても過言ではありません。

看護助手の仕事とは?日本との違い。

オーストラリアの看護助手のお仕事はそのCertificate の種類によってきまるらしい。

オーストラリアではAssistant In Nursing(シドニーのあるニューサウスウェールズ州 では)と呼ばれ、certificate のレベルと種類によって違ってくる。今自分が住んでいるクイーンズランド州ではPaitent Care Assistant (PCA)と呼ばれており、もしかしたら他の州では違う呼び方、仕事内容があるかもしれないが、今回は私が資格を取得したニューサウスウェールズ州の場合でお話させてもらう。

 

私がとった資格はAssisstant In Nursing, Certificate 3. Aged Care (老年)ちなみにCertificate 4もある。

なのでこの資格では老人ホームのお仕事が主になる。もし病院で働きたい場合はAcute Careを勉強する必要がある。

主な仕事内容は利用者さんの日常のケア。

  • シャワー介助
  • トイレ介助
  • 食事介助
  • パーソナルケア(清潔ケア、排泄、おむつ交換、移乗、整髪、更衣 など)
  • レクリエーション
  • 問題行為の報告と観察(徘徊、暴力 など)
  • 歩行介助
  • 皮膚の観察
  • 観察と報告
  • 看護師の指示のもとチームとして行動する
  • 効果的なコミュニケーションの元、良い関係性を築く 

などなどがあげられる。日本の看護助手は施設や病院によって仕事の幅がちがうのはオーストラリアでも同じなようだ。私の働いたほとんどの施設では上記の事が求められる。

日本との違いは言葉と、リフターなどの使用があること。

オーストラリアは大きい人が多いのと労働者を守る意味でNo Lifting ポリシーである。ので、起立用のリフターとボディーリフターなどの機会が使われる。

 


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どのくらい稼げるの?お金の話。

お金の話にいきなり言っちゃおうと思う。

お給料は時給制で、日勤・準夜勤・夜勤によって金額が違う

また、土日は土日の手当があり、祝日に働くと祝日手当がさらに加算される。

まず勤務形態によって時給はちがい、

パーマネントフルタイム/パートタイム

カジュアル

派遣会社の看護助手

の順で時給設定が高くなる。パーマネント(正社員)は安定した福利厚生ときまった勤務表を貰えるだけに一番低め。

カジュアルはその施設に雇われた病欠要員で、シフトに穴が出たところで仕事がもらえるため、少し安定性がないため次に高い。

派遣会社の看護助手はさらに毎回違う施設へ送られ、オンコールでしか仕事がもらえないことが多いので不規則なため、時給が一番高い。

私は、ある老人ホームで直接雇用のカジュアルを二年やっていた時のお給料だが

平日の日勤ー時給20ドル前後 準夜勤―時給23ドル前後 夜勤ー時給26ドル前後

派遣会社で働いていた時。。。

平日の日勤ー時給23~27ドル前後 準夜勤ー時給25~30ドル前後 夜勤ー時給34ドル~38ドル前後

であった。

最初なにかの間違いかとおもったくらい時給がいい!!!

こんなにもらってもいいの!?

っておもったけど、実際オーストラリアの物価などを考えると こんなもんかとも思う。

もちろん施設や、派遣会社によってお給料は違うのでこれは私の場合。そして経験値によってもお給料はアップしていく。

ダブルといって、16時間ぶっ続けでお仕事することも可能。大学費用をためていた時は、毎日のようにダブルで働いてて、本気で死ぬかと思った。。

家に帰ってパンパンの足を死んだよに眠ったことを覚えている。

 

準備していればよかった事は?実際のところ・・・

  1. 英語のよく使う会話文を勉強しておくといい
  2. 日本で看護師をしていたひとは看護助手に格下げになることに心の準備が必要
  3. 差別的な行為は日常的
  4. 日本人はすごく働き者!だからあまり人に使われない様に注意(嫌なこと、無理なことはNOという勇気を!)

よく使う英語って、介助中の会話。例えば「よこむけますねー」「お尻上げてください」「おしもきれいにしますね」「お手洗いに行きたいですか?小か大か」とか。。。

ちなみに小か大か聞くとき「Would you like to go to number1 or number 2?」と聞く。number1 がおしっこでnumber 2が便だということ 知っててよかったあるあるw

 

私がされた差別行為で一番心に突き刺さったのが、利用者さんからの罵声。

その人は軽い痴ほう症がある人だったが、ある程度しっかりしている人だったが、人種差別がすごいのと新人や慣れない派遣の看護助手を嫌っていたが、私は知らないでその人の部屋へナースコールの対応で行った。するとアイスクリ―ムのお替りが欲しいと。しかしその日最後のアイスクリームがなくなってもうない事が私はわかっていたので、低調に説明すると…

 

「  あ”?あなた新人?派遣のこ?全く!めんどくさい。

私がアイスクリームっていったらアイスクリームをもってくればいいの!

あなたみたいなね、中国人かなんかしらないけど あなたみたいなのが仕事もらえてお金稼げるのは私たちがいるからなのよ!

だからあなたみたいなのは 私が言ったことをやってればいいのよ!」

となんのためらいもなくはなった。あの時はあんな言われ方をしたのも初めてで、しかもなにも悪いことをしていないのにいきなりの差別的な言葉に

何も言わずその場を立ち去ることしかできなかった。

今思えば、そのままにせず、うえの人に一言報告すべきだったと思うが当時は何も考えられなかった。

もちろん痴呆からくる暴力的発言はよくあることだが、あの人は悪意があったのを覚えている。なのでそのようなことを言われたら一人で抱え込まず、だれかに相談すること。が大事だと思う。

やってよかった事は?

 老人ホームでの看護助手の仕事はお金のため、将来の看護師として役に立つことを願う一心でやったことで、仕事自体は全く好きにはなれなかった。

でもネガティブなことを言ってもしょうがないのでここはポディティブなことを!

 

  • この仕事をやって日常、病院でも使う会話がスムーズにとれるようになった。
  • 看護師になってからも、老年看護はつきもので、色々な観察や、痴呆患者との対応、暴力行為への対応、リフターなどの使用などの知識的なものはかなり使えるものとなった。
  • 大学費用すべてをねん出とまではいかないが、一部をこの仕事からねん出することができた

面白 深いい話

色々あるけれど、

あるアルツハイマー型の痴呆を持っている利用者さんで、それはそれは暴力的な患者さんがいた。スイッチが入ったときに近寄ろうものなら物はとんでくる、う〇〇がとんでくる、手や頭突きがとんでくることは日常的だった。

そんな利用者さん。私が夜勤をしていたときのこと。いつも徘徊することがあるので目を光らせていると、静かーに私がいた部屋に入ってきて、すっと横に座ってきた。

表情もおだやかで

いつものアグレッシブさがない

「どうしたんですか?眠くないんですか?」と聞くと

「眠くない。。。」というのでしばらくテレビをつけて一緒にいることにしすると

私の方に手をまわし、にこっとわらって「I love you」と一言。

奥さんと間違えているのか すごーく普通の人のように言って、また徘徊モードになって去って行ってしまった。痴呆症の間にふっと普通モードが戻ったような瞬間だった。

 きっとそのひとはすごく優しい、愛妻家だったに違いない。

 

 ということで、オーストラリアの看護助手の仕事は 最終的には実りあるものだったと思うし、経験していてよかったなぁと思う事の一つである。

 

なによりも、あれの仕事をしていなかったら、大学費用どころか生活費もままならなかっただろう。

経験は宝だよね☆


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ではでは、

See you soon and have a wonderful day!!