有言実行を掲げる国際看護師みーやんのblog

英語力0から始めた国際人への奮闘 オーストラリアで看護師になるまでの波乱万丈の旅路と日常 をえがく

お金に対するマインドセット ~浪費と投資の違い~

Hello everyone! 

How are you doing? 

 

みなさんこんにちは!お元気ですか?

初めましての方も、常連さんもWelcome Welcome 

 

 

今週か夜勤続きでなんだか身体がだるい。。。みなさんは夜勤連勤中どうやってすごしますか?

 

私はいつも朝8時に寝て、結構そのまま眠れちゃうので2時や3時くらいに起きてぼーっとしてしまいます。なんかすっきりしないまま夜勤へ行く・・・

それでも、ナナの散歩は欠かさずやるからまだいい方なのかな。

 

 

さて、今日のテーマはお金に対するマインドセット


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海外で看護師をしたい、看護のバックグラウンドを使って自分の好きを仕事にしたい、海外でも自分らしく生きたい

そう思っている方の多くの悩みは

「お金がしんぱい」

「お金がいくらかかるのか分からない」

「大学は高い」

 

などなど

どうやってお金を貯めたのか?生活費はいくらくらいかかるのか?

自分の勉強や自己成長の為のお金は生活するのにいっぱいいっぱいでなかなか資金組できない・・・

そんな余裕はない

 

結構、お金に関する問題は結構切実だよね。

私も裕福な家庭に生まれているわけでもなく、

親にはお金の事で頼りたくないタイプだし、

自分の事なんだから自分でなんとかしたいという気質で生きてきた

だから父にオーストラリアで看護師になるための大学資金を学生ローンで借りる際、親の名義でなければ借りられない事実、父にお金の話をしなければならなく、とても後ろめたい気持ちと、情け無い気持ちでいっぱいの中相談した記憶がある。

 

その時の事を考えると、私自身、お金に対するイメージは結構ネガティブなものだったにちがいない。

 

現に、一般的にいって、お金に対する悪いイメージは世の中にあふれ出ている気がする。

収入の事を話したりするのをためらったり

お金持ちはがめつい、ケチが多い・・・とか

お金の事をはなすのはいやらしい

儲けすぎはよくない etc...

 

この様な思考の癖があるとしたら、まずはそこを変える必要がある。

お金自体のイメージ、思考の癖、先入観をかえてみよう。

お金自体のイメージを思うとネガティブになってしまうかた、そこをお金で物やサービス、旅行なんでもいいんだけれど、得た物、経験が自分にどんな良い影響を与えるのか考える。

 

お金自体にフォーカスするのではなく、その先にどんな利益があるのか。を考えてみる。

例えば、オーストラリアの大学の資金組をしている時。600万円という大金がとても程遠いものの様に思えたし、そんな大金2年で準備できるのか。。。無理だ!という気持ちでいっぱいだった。

 

でも、どんな気もちが前に進めることが出来たのか・・・

というと、まさに大学に行く事で得られる将来の可能性にフォーカスする事が大事だって気づいたから。

  • アカデミックな英語を学ぶことができる
  • 実習で就職先のコネクションをつくれる
  • ローカル学生、インターナショナル学生の交わる環境で看護を学ぶことができる
  • オーストラリアの看護教育を学ぶことができる
  • オーストラリアで正看護師の資格を取ることができる
  • 正看護師になることで経済的、社会的にもオーストラリアでも自立できる

 

つまり、お金を使う事は自己投資であり、自分を磨くことで、稼げる金額を増やすことができるという仕組みに自身の経験から知ることが出来るのだ。

そう。「お金は使ってしまうとなくなる」という概念から解放されるわけだ。

 

そう考えると、お金は正しく使う(投資)と増えていくわけだ。だからこそ今、何か挑戦しようとしている事でお金のロックがある人!是非マニーマインドセットから変えてみよう!

 

では!

See you soon and have a wonderful day! 

 

 

Diploma とBachelorの違い

Hello everyone! 

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皆さんこんにちは!初めましての方も常連さんもWelcome Welcome!!!

 

夜勤三連勤が今日でやっと終わります。

 

年々夜勤がきつくなってきたアラフォーです・・・w

 

さてさて、今日のテーマはDiploma of NursingとBachelor of Nursingの違いについて。


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簡単に言うと、Diploma とは、日本で言う専門、短大卒で得られる学位。

Bachelor は日本でいう大学の学士である。

オーストラリアでは、正看護師(Registered Nurse *1になるためには、大学の学士(3年制)が求められる。では、オーストラリアでDiploma of Nursing(二年制)をとったら何になるかというと、Endorsed Enrolled Nurse (EEN) もしくは、Enrolled Nurse (EN). EEN とENともに、RNの指揮の元様々なケア、治療に関わる(患者の身の回りの介助、静脈注射以外の薬の投薬、包交などなど、それそれが追加のトレーニングを受けることでもっと出来る範囲は変わってくる)

EENとENの違いは州によって違うがEENの方が静脈注射の投与が出来るがENはできない。しかしながらアデレードのあるサウスオーストラリアにはEENは存在せず、EN

としての教育を受ければ静脈注射も可能・・・というように、州によりそのできる範囲は変わるようである。 

 

就職先としては、EN/EENはRNに比べ、限られており施設や在宅での仕事が多い。それでも、病院の仕事も沢山あり、経験やトレーニングによっては病院内の急性期に配属されることもある。

現に私の勤務する救急にもEENは2人所属している。ちなみにRNは20名ほど。

なので、もちろんRNの方が多いわけであるが、それも病院(療養型病院、中型病院、大型病院)によって違うようだ。

だが、クリニックでのEEN/ENの募集は必要とされる看護技術と彼らの可能な技術が見合わない為、あまり見ない。

 

・・・・ということで、EEN/ENを先にとり、その仕事をしながらRNになるための大学へいきながらRNの資格をとるという人も沢山いる。その場合、一年目が免除になり二年目から編入という形になるそうだ。

 

 

おまけとしてオーストラリアの看護師のランクはRNの上も色々ある。

上のランクから上げてみよう。

Nurse Practitioner (正看護師の資格を持った上で、さらなる特定の分野を選らび、トレーニングを必要とする。看護師であるスペシャリティーを利用し患者の治療・診断・プランができる・ほぼ医者と同じレベルでかかわる。)

Clinical Nurse Consultant  (正看護師の資格を持った上、それぞれの専門分野下さらなるトレーニングを受けることで、その分野で、研究、教育、業務、システムサポートやリーダシップの面で看護師をサポート、リードしていく立場。最低でも、大学院(Master degree) での学位の取得が求められる。)

Clinical Nurse (正看護師の資格を持ち、さらに特定の専門分野の経験を数年、大学院(Master degree) での教育を受け、現場看護師のロールモデル、教育、リーダーとして働く。十分な経験・知識・技術が認められる場合、大学院での学位が免除される場合もある。)

Registered Nurse

Endorsed Enrolled Nurse 

Enrolled Nurse 

-----------------

Assistant In Nursing/ Personal Care Assistant

こんな感じで、正看護師になってからも、もっと極めたい分野を見つけたのなら、どんどんその分野を極めていくことが可能。

日本にも、認定看護師や、専門看護師などの役割が沢山あるなか、オーストラリアにもこんな看護師のランクがある。

 

どんどん専門性を上げるのもよし!師長などのマネージメントを極めるのもよし!教育係として学生の教育を担当するのもよし!プライベートと看護師の両方をやりくりするのもよし!色んな選択ができるのがいいよね!

 

Mindset Workshopまであと少し!2月3日4日日本時間10時から楽しく国際看護師になるために必要なマインドセットを勉強したいかた!是非インスタグラムのリンクから登録してくださいね!

では!

Have a wonderful day!

 

 

*1:RN

病院、施設、ホームケア以外のオーストラリア看護師の働き方

Hello everyone! How are you doing? 


みなさんこんにちは!

 

初めましての方も常連さんもWelcome Welcome!!! 

 

オーストラリア現役看護師のみーやんです!

 

 

さてさて、もうすぐ1月も終わる!あっという間ですね~

 

最近、色々質問をもらったのでこちらでその質問にお答えしたい。

「病院、ホームケア以外のオーストラリア看護師の働き方はどんなのがあるの?そして難易度はどんなもんなの??」


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Aさんありがとうございます!

 

オーストラリア看護師の働き方

さて、早速ですが、この病院、施設(ハイケア・ローケア老人ホーム、リタイアメントホーム)ホームケア(在宅)以外でオーストラリアでも看護師の資格を使って、活躍する場は様々あります。

 

 

nurses-words-and-actions.hatenablog.com

 こちらのblogでも説明していますが、色々な分野があるので紹介しきれないのだが、質問をくれたAさんは看護師としては週2から4位で働きながら、サイドハッスルしたいとのこと。

私の個人的な意見だが、オーストラリアは結構看護師一本でやっている人と同じくらい、サイドで色々ほかの仕事をしていたり、子育て、ホームスクールなどをしているから週に数回しかシフトは入らないという人も沢山いる。

 

しかも、働き方を色々選べる(選択肢が職探しのマーケットに沢山ある)ので、自分の好きなように生活を組み立てることが出来るのでとってもいいのではないだろうか。

 

日本の看護職の選択肢であってオーストラリアでない物は 例えば、訪問入浴。入浴の文化がないのでこの職業選択しはない。以前のblogで書いた違いがあるものの、その他は日本とそんなに違いはないのではないだろうか。

 

週2から4日だけ働きたい人や夜勤をしたくない人に人気なのは、病院以外だと、
General Practice (GP; クリニック)

仕事内容としては場所にもよるがバイタル測定、予防接種、ECG、包交、抜糸、ギブスの介助などだそう。

Day Surgery (日帰り入院 白内障手術、内視鏡、泌尿器系、とかが多い)

今の病院のDay Surgery のシフトもしたことがあるから分かるが、なにをするかというと、リカバリーから来たオペ後の患者のバイタルを30分位モニターして、記録、薬を投与したり、尿カテを抜いたり、その後の排尿を確認したりして送り出す。


Plastic Surgery (美容系クリニック)

日帰りの美容外科が多いが、部分麻酔から全身麻酔までそれぞれの手術の準備、術中の介助、麻酔後の観察、事務系、などなど そのクリニックによりかなり仕事内容は違うが求人を見てみるとこんな感じ。(オペ室ナース的な役割もするのは知らなかった!多分これはどんな美容技術を提供しているかにもよると思う。

 

おまけ:

その他にも、腸洗浄クリニックや、放射線クリニック、Vaccinator(予防接種だけやる看護師、車の免許と専門のCertificationが必要)などでも看護師として働ける。

とにかく沢山働き方は選べるよ!

難易度

難易度に関してだが、本当にこれはその職場によるのでこればかりは「難しい」か「簡単か」は言えないけれど、ほとんどのクリニックや日帰り入院、美容系クリニックの募集をみてみると経験者を欲している。

・・・かといってすべてがそうかというわけではなく、私の友人で日本で2年位の看護師の経験があって、オーストラリアで看護師の資格を取った子がオーストラリアでのクリニックの経験はないが新卒でクリニックに仕事をもらっていたので、そういう場所もあるし、アピールの仕方次第ではないかなと思う。

 

オーストラリアのjob websiteを見てみた。

美容系クリニックの募集要項はつぎの様に書かれている。(もちろん一例として見てもらいたい)

  • 2 years post-grad with hospital experience(二年の病院で看護師として働いた経験がある)
  • Plastic/Cosmetic Surgery experience highly regarded however not essential(美容外科で働いた経験は優遇でも絶対ではない)
  • Current Nurse Registration(正看護師の資格を持っている)
  • A self-Motivator(やる気がある)
  • Excellent People Skills(対人スキルが高い)
  • Immaculate Self-Presentation(自己演出が素晴らしい)

  • ですって・・・面白い。

 

ここで、本当に私がお伝えしたい事!
自分のやりたい仕事、働き方ができるかどうか、その仕事を取るのが難しいかどうかは本当に自分次第だと思う。

自分が、永住権がないから、英語が母国語じゃないから、経験がないから難しいだろう、取ってくれる職場は少ないだろうという頭で職探しをしていると見つからないものだ。そうではなく、自分を欲している職場は沢山ある!自分の強みはこれ!だからこの職場で働きたい!という気持ちをアピールすることで雇用者も、この人と一緒に働きたい!って思ってもらえるんだとおもう。

 

これもすべてマインドセット。

もちろん公立の病院は永住権がない場合は優先順位が低くなってしまうので、永住権がない場合は難易度は高いという事実などがあったりする。でも、永住権がないひとも地方へ行けば公立病院から仕事を貰ったりしている事を聞くと、やはりその人次第だなと感じる。

 

オーストラリアで看護師になりたい方からメッセージを貰う時に二パターンあって、一つは病院でバリバリ看護師をしたいという方、もう一方はそんなにバリバリやるつもりはなく、ゆるく週2から3位でやっていきたい・・・そんな方が半々位。

 

後者の方がよく言うのが、「そんな生半可な気持ちで看護師になれるのか不安です」とのこと。

私は後者の考え方だって全然いいと思っている。それは、それぞれに”ゆるく看護師をしたい”理由があるからだ。それが子育てだったり、副業をしたいだったり、ただたんにオーストラリア・海外の生活に魅了されているという理由だったり、身体と心のバランスを取りたいという理由だったり、様々だけど その”ゆるく看護師をしたい”理由がはっきりしているなら きっと、一つ一つ進んでいけると思う。

 

なにも、皆が「オーストラリアで看護師として人を助けたいからです!」とかっこいい理由がなくてもよくて、自分自身が納得した根拠があれば、困難も乗り越えられるのではないかとおもう。そして、看護師になってから、あまり好きじゃなかった、自分に合わなかったと思えば方向転換すればいい。

 

 

・・・・というのが私のアドバイスです。

 

人生に選択肢が沢山あるって素晴らしい事だと思う。

その選択肢を増やす為に手探りだけど初めて見ても無駄はないよ!

 

その選択肢を見つけるために・・・

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2月3日(水)&4日(木)日本時間10時AM(動画が残るので当日この時間に来れない方も参加できます)

  • 海外で看護師を目指している人に知ってもらいたいSuccess Keys
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是非あそびに来てね!

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告知について

Hello everyone! 

How are you doing?

 

みなさんこんにちは

現役オーストラリア救命看護師 国際看護師を目指す方へのメンターみーやんです!

 

さて

今日はちょっと短めですが

最近ちょっと考えた告知について。

 


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私は以前消化器外科で働いていたことがあり沢山の癌患者を看てきた

 

様々なステージのかたがいて

何度も化学療法のために数日入院して退院する そして次のサイクルでまた入院をする繰り返す人

 

かなり進行癌で手術したが化学療法の副作用がどんどん身体を蝕んでいくひと

 

色々みた。

この後者の方々、実は多くの方が告知をされていない状態で治療をうけていた。それが癌という言葉場を使わず腫瘍というのか、ポリープというのか、末期だということを伝えずただ腫瘍があるというように言うのかそれぞれのケースによって様々。

 

説明の仕方がちがえばその告知をしない理由もさまざまだが家族が本人に伝えないで欲しいということが理由であることが多い。

 

でも本人が全てを知らず治療を受ける。そして副作用に悩まされる。

 

ケースによってはどんどん体力が落ち、歩けなくなり、全身が浮腫、食べられなくなり、身体の向きも自分で変えられなくなり、肺に水がたまり、息がしずらくなり、意識がもうろうとする時間がながくなり。。。

 

家族も変わりはてた患者をみるのがつらいのか どんどん面会の足も遠退いていく。

それが長くて数ヶ月続くこともある。

 

なにが正しいのかわからないし

そういう患者や家族にどう寄り添うべきなのか 今でも答えは見えないえけれど

 

自分の死に方は自分で決めたい。と家族に伝えるようにしている。

 

私の家族ともそういう会話を普段からするようにしている。

 

といっている私の母も癌のsuviver である。

だからこそ他人事ではない。

 

医療者であると同時に一番の理解者でありたい。

 

 

それでは

 

See you soon and have a wonderful day. 

 

言いにくいことを言う勇気

Hello everyone! How are you doing? 

 

皆さんこんにちは!

明けましておめでとうございます!!

 

オーストラリアで看護師として働きたい日本人看護師のメンター現役オーストラリア看護師みーやんです。

 

さてさて、早速のテーマですが、

言いにくい事を言う勇気


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カナダ、オーストラリアと留学を経て現在オーストラリアで正看護師として働いている自分だが、やはり生まれ育った環境が与える影響ってでかい!

日本は空気を読む、周りとの和を保ってなんぼの世界だからこそ培った、自分の意見より相手の事を考えたり、周りとうまくいく方法を考え生活していく思考の癖は、海外生活計10年たった今でも、私につきまとう。

 

それが功を奏す相する場合もあれば、逆に「意見の無い人」「静かな人」「なにを考えているのか分からないひと」ともとられてしまう西洋文化。

 

目立って意見の言える、人と違うことがむしろ魅力とされる欧米社会だからこそ、周りに合わせようとするとそれこそ目立たない存在になってしまう。

 

ただ目立たないだけなら、まあそれでもいいが、「言葉にして訴えないなら、どんな理不尽なことをされても仕方がない」という様に、自分に危害が加えられた時、日本のようにその状況を気遣ってくれたりすることはまずないから損をする可能性だって、心の傷を負うことだってありえる。

だからこそ、「言いにくい事を言う勇気」を持つことは自分を守るためにも本当に必要な能力なのだ。

 

つい1っカ月ほどに、本当にそのことに痛感した。

 

ある日の夜勤、

私は救命センターで働いているのだが、私の救命は看護師が患者と一般病棟に行き申し送りをして患者を転科する。

その日、私は原因不明の発熱で運ばれてきた痴呆のある患者を一般病棟に転床させた。その患者は熱発の他にゆるい便失禁が二回自宅であった以外は得に発熱の原因になる原因が分からず。最初は感染性の胃腸炎かなにかか?と隔離していたが、結局それは痴呆症状が最近悪化していたことからくる便失禁で下痢では無い事が確認され、特に隔離は不要との医師からの指示がでた・

その経緯をもって患者を病棟に連れて行く。。

 

夜勤の担当看護師は患者が痴呆を持っていることがあまり気に食わなかった様子で機嫌が悪い。

ベットへ患者を案内している私が、患者におむつをはいた方がいいかもしれないという言葉を発したとたん 

その看護師はとにかく理不尽に罵声をあげはじめた

「トイレに行けないなんて聞いてない」

「感染性の可能性はないのか?!」

「熱があるのにCOVIDのテストはしていないのか!?」

とにかく患者を目の前にして

自分が申し送りをする時間を与えずまくし立てる。

 

とにかく、同じ看護師として恥ずかしい・・professionalism とはよく言ったものだ。

最終的には放送禁止用語を発して部屋を飛び出していく

 

とにかく最後に落ち着いてまずは申し送りを聞いたらどうかと私が提案するまでその様子は止まらなかった。

とりあえず、申し送りをすまし、部屋をでて救命に変える帰路

こんな理不尽な思いをしたのは久しぶりだと思いながら色々なことを考えた。

ここで泣き寝入りしても何も変わらない。

こんな思いをするために看護師になったわけではない。

なにより、あんな理不尽な様子の渦中にいた患者さんはどんなに居心地の悪い思いをしただろう・・・

こんな環境で働きたくない

こんな不快な思いをしたままではいたくない

 

そう思い、

直ぐ夜勤の責任者看護師へ

今あった事を説明し、こんな環境では私達救命から患者を連れて行く立場の看護師としても、患者にとっても、病院全体にとっても全くpositiveなことがないこと

この理不尽な態度は改める必要があること

看護師としてプロフェッショナルさに欠けていることを直談判した。

 

同僚の告げ口をしているようでとても気持ちのいいものではなかったけれど、

もし私がこの事をなにも言わず、自分にため込んでいたら

自分自身もやるせない気持ちになるし

なにより働きにくい環境は変わらない

 

だから、言いにくい事を言う勇気は本当に大事。

誰かが気づいて直してくれるものではない、自分が自分の為に立ち上がらなければ誰も自分の為には立ち上がってくれないのだ。

 

それって前回話したSelf-careにも大きく繋がってくることだと思う。

少ない看護師の中で急変があって、不穏患者がいて、入院が入ってきて、術後患者が沢山いる、さらに今の状況下ならあり得るのがCOVID患者の対応。

私達看護師は看護師である前に人間で、一人でデキル力量なんて決まっている。

そんな理不尽な体制で働くことを強いられている人だって沢山いると思う。

 

でも、それを口にしなけれな、言葉にしなければ何も変わらないし、自分をどんどん追い込むだけになってしまうと思う。

だからこそ「言いにくい事を言う勇気」はself- careに繋がるのだ。

 

Be comfortable to be uncomfortable.

時には居心地の悪さに慣れる

 

これも実は日々の練習、少しずつ自分の意見を発言するくせを付けていく。

人と違う意見も言う癖をつけていく。

人と違う意見でも自分が正しいと思うのであれば主張する癖をつけていく。

主張するときは自信を持って主張する

計画を立てる

自分なりの言い方を考えておく

 

毎日の小さな事の積み重ねでこういう事が可能になるんだと思う。

誰かの為になりたい、看護師になって人を助けたい、患者さんの生活に変化を与えたいそう思って看護師になった人は数多くいると思う。

でも看護師になったはいいけれど、厳しい労働環境や人間関係、上下関係に命を扱う重圧・・・様々な事から心と身体のバランスが崩れたたり、看護のありかた看護師としてのあり方を考える人もいるとおもう。

 

休日出勤に残業、先輩が帰らないから帰れない、勉強会だから休日出勤、勤勉勤労が美徳とされる社会。

でもNoといえるのは自分だけ。

言いにくいことを言う勇気をもち、自分の味方になってあげられるのは自分だけ

 

そんな事を考えるきっかけになったらいいなと思い

22名のスーパーウーマンが集まってWellnessについて語りました。

様々なバックグラウンドのある方々かそれぞれの思うWellness、私達になにができるのかをインテビュー形式でお話しています!気になるかたは是非こちらのリンクからご参加ください!

www.facebook.com

 

それでは、

See you soon and have a wonderful day!

 

 

忘れられない3次救命救急でのケース

Hi everyone! 

 

How are you doing? 

オーストラリアで看護師になりたい日本人看護師のための、オーストラリア現役看護師メンターのみーやんです!

 

初めましてのかたも、常連さんもWelcome Welcome! 

クリスマスが過ぎて、年末のこの時期なにをしなきゃならないかってどうしてもガレージの掃除をしたくて一昨日からずっと

「しなきゃしなきゃ」と考えて昨日は頭痛してきて結局ソファーから立ち上がることが出来ず。今日やっとガレージの掃除をしました。

 

いらない物を整理したり、歩く場所ままならないガレージを見る度にイライラしている気持ちこそが不健康的だなとおもった。

でも、頭の中をすっきりさせたくてもできない時ってあるよね。

特に看護師という仕事をしているからこそ後に引きずるやるせない気持ち。みなさんも経験したことありますよね。

 

度々あるけど、その時の事をお話したい。

こんな時代だからこそ医療従事者、看護師、だれかをお世話しているお母さんや介護者

全ての「誰かの為になりたい」という貢献心の高い人誰にもつながることだと思うので、年が明ける前にお話しておきたい。


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あれはもう10数年前の話。

私が都内の某病院の救命救急で働いていた時の話。

その日は夜勤。私の病院の救急は初療看護師は一人配置されていて、その初療室の隣には20床の重症治療ができる救急の入院ベットがある救急で働いていた。初療室で一命をとりとめた患者さん(処置、CTやx-rayなどの検査、血液検査をしてある程度安定させてから隣の重症治療ができるベットに移動になる)私はその日、入院番でありつつ、初療看護師が休憩中に初療を担当していた。23時位。初療担当の看護師が休憩中に私が救急車で運ばれてきた患者さんを初療室でみていた。

 

その患者さんは意識ははっきりしていたけれど、お酒を飲んで階段を8段ほど落下、頭部外傷と口腔内を落ちた時にぱっくり切ったのか口から出血していた。意識レベルはクリアでジョークを言いながらCT,頭部と口腔内の傷を縫って入院ベットへそろそろ行こう。そんな感じだった。でもヘモグロビン、プレート値が少し低め。

 

しかしながら、患者の血圧はちょっと低め収縮期血圧92mmhg。そんなに致死的な血圧ではないので輸液を早めに投与しつつ様子を見ることにした。患者は意識もクリア。

そうこうしているうちに、プレート値(血液を止血する能力があることの指標になる値)が下がり続け、一度止まった口腔内の出血がじわじわと再出血しだす。

 

そこから輸血などをしながら出血源を探すべく検査を行ったがどこが大きな出血源かが分からないまま、初療室を出て重症治療のできるベットへ移動。私がずっと初療を受け持っていたからそのままその人の入院から受持ちまで持つことに。そこからは怒涛の様な夜だった。

慢性肝疾患があったその患者は出血源をを見つけるために内視鏡をすることに。同意を口頭でとる医者。内視鏡をする消化器の医者が救急へ来る。さて始めるという時に大量吐血。血圧がみるみる落ちて、誤嚥したのか酸素飽和度が下がる。挿管する。

とにかく吐血した床の血の水たまりを避ける暇もなくショック状態への対応。輸血。輸液。。。

とにかく23時患者を受け入れてから朝7時までnon stopでこの緊迫感の中対応したが、結局日勤へ申し送りし数時間経ったのちその患者さんは目をさますことはなかった。

 

あまりの、ショックさにめちゃくちゃ疲弊しているのにすぐに家に帰ることが出来ず

数時間病棟にのこる。先輩と医者と振り返るをしながらやるせない気持ちを共有する。それでもフレッシュな事すぎて医者も私も多くを語ることはなく時間が過ぎた。

結局、朝8時で終わる夜勤10時位まで残って患者さんの生末を見届け帰宅した。

 

家に帰っても疲れているはずなのにねられず。

頭の中で患者さんとの会話や場面場面が何度も何度も繰り返される。

あの時こうしたら、ああしていたらもっと早くに出血源が分かっていたら・・・私に何ができたのか・・・

何度も何度もかんがえた。

うっすら眠りに入っても何度も何度もモニターのアラームや人工呼吸器のアラームが鳴り響き 深い眠りにはいることが出来なかった。

 

その状態は数日続いた。

 

10数年たった今でも鮮明に覚えているケース。

この様な経験は何度もあるからこそ

人をケアする側の人に言いたい。

Self-care is not selfish. 

自分の心と身体をいたわれなければ人をケアすることはできない。

 

だからこそ、自分の身体やマインドに敏感になってほしい。もし、辛い思いをしていたらSOSを出すこと。いたわることが必要。

特にこれを読んでいる看護師さんたち。たぶん看護師さんたちの多くは誰かの為になりたい、サポートしたいと思うがままに、自分の事をないがしろにしてしまう癖ができているのではないかな?

根っからのGiverだからこそ、看護師になった人も好くなくないのではないかと思う。

だからこそ、自分の心と身体を見直すきっかけを作ってあげてほしい。

ヘルプが必要なら求めるべきだし、「No」と言えなくて色々なことをやってしまっているなら「No」という勇気を持たなきゃいけない。

「unconfortable」な会話になれなければならない。

自分の心と身体が疲弊しているなら上司に休みを欲しい、場所を変えたいなどの居心地の悪い・でも大切な会話をもた持たなければならない。

 

そして、あなたの周りで苦しんでいる人がいたら、気軽に声をかけてあげてほしい。

もっとオープンにこういう話をデキル環境を作っていこうよ。

 

 

そんな気持ちを込めて

年始2021年 一発目の一大イベント Wellness Summit 2021に参加させてもらいました。

テーマは「Women Thriving Together」

22名の様々なbackgroundの女性たちが集まって

それぞれの視点からWellnessについて語っています。

1月4日~8日まで


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身体の健康、心の健康、マインドの健康、

経済の健康、spritual な健康

とにかく色々。是非、気になる方は以下のリンクからPop-up facebook groupに入ってイベントに参加してね!

www.facebook.com

それでは!

また来年お会いしましょう!

 

Have a fantastic new year! 

 

クリスマスイブの大事件!

Hi everyone

How are you doing? 

オーストラリアで看護師になりたい方を応援する現役救命看護師メンターのみーやんです!

 

初めましての方も、常連さんもWelcome Welcome!!!

 

あっという間に14日間経ってしまって長い事blogを更新していないことに気づきクリスマスイブに更新です!

 

今月は色々プライベートでも仕事でもあり、さらに2020年の目標を立てる会もありなんだかバタバタしてここまできた。

でも、毎日の感謝の日記のおかげか、自分の日常にある幸せ、感謝できることを言語化することで心がすごくあったかい気持ちになった。

みなさんはどう?感謝の日記は自分の中にある幸せを探すきっかけになる、幸せって誰かがくれるものでも、環境が作りだすものでもなく自分自身の中にあることなんだって知ることができるのでお勧めです。

 

是非やってみて。

 

さて、本題に入ろう

今日のテーマはFamily Happiness 


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感謝できることの一つに家族の存在があります。

 

このクリスマスの直前に起きた珍事件についてお話したい。

クリスマスの在り方は日本とオーストラリアでは少し違うことをさきにお話しておきたい。

日本のクリスマスは子供の時はサンタだプレゼントだって楽しみにしていたけれど、大人になると結構恋人同士が楽しむイベントのようになっているように思える。

私も東京に住んでいた頃、クリスマスだからといって岩手の実家に帰るとかクリスマスプレゼントを贈るとかそういうことしていなかったな・・・

東京に住んでいた8年間彼氏がいた時は彼を過ごすとかあった気がするけど、いつも働いていた気がします。特に彼氏がいないときはわざとシフトを入れようとしたりw

だって街中が恋人たちでにぎわっている時に一人でいてはいけないような気にさせる・・・そんなイベントだったな。

 

皆さんはどうですか?

そして、オーストラリアに来てから、真夏のクリスマスをこの8年間体感しているのだが全く慣れない。サンタは波乗りしてるし、ボンダイビーチはサンタの帽子をかぶった輩であふれかえるそんなオーストラリアのクリスマス。

もちろんそれだけではない。クリスマスは元々の起源はキリストの降誕際であり、宗教的背景があるのは言うまでもないが、オーストラリアのクリスマスは家族がそろってお祝いするイベント。

旦那に出会うまで、”家族”という感覚がなかった。だから旦那に出会ってから 初めてオーストラリアのクリスマスは家族で過ごすもので、もちろんビールを飲みながら、BBQにエビ。クリケットをbackyardで家族で楽しむ的な構図を知った。

旦那の家族はニューカッスルといってシドニーから2時間位北にいった海辺の町にすんでいて、旦那の兄妹、いとこがこの時期に勢ぞろいする・・・といった感じ。

 

そして、去年はブリスベン近郊に移ってからは、州を跨いでいるのでなかなか会いに行けない距離にあるのと、このパンデミックで今年は家族団らんクリスマスは不可能ということで、旦那と私の二人+Nana(犬)とクリスマスをお祝いする予定だった。

 

ところが!事件が起こりました!

私の旦那はオーストラリア陸軍に所属しているのだが、よりによってこのファミリータイムに軍からの呼び出しがかかったのだ。

知っているひとは知っていると思うがフィジーで世界最大のサイクロンが突撃し、大きな被害をもたらした。今回のお達しはそのフィジーのサイクロンでの被害を最小限に抑える、復興するための呼び出しだった。旦那の仕事を理解はしていたが、まさか 自分達の新婚旅行の出発日にこれが起こるとは思ってもいなかったためさすがの私もパニック。私が看護師という職業柄、通常はクリスマスも休みなんてない が、今年はたまたまこの時期に長期休みを取って、今まで休みが取れずにおざなりになっていたミニ新婚旅行を血行する矢先だった。

 

ドラマの様なことが起こるものだと今思うと感心してしまうが

当日、普通に荷造りをして車にのって高速にのる直前に電話が鳴る。非公式の招集命令「もしかしたら招集されるかも」とのこと。それでも一泊でも出来るかもしれない思いを胸に、3時間車を走らせる。しかし!公的な招集命令があと30分で目的地に着くって時に出されたのだ。あと30分で着くとこで運転手の旦那も後ろに乗ってるNanaちゃんも疲れており、30分車をさらにはしらせ、ビーチに到着。さらに30分だけビーチでぱちゃぱちゃして家にとんぼ返りすることになった。悔やまれるのが予約していたHoliday House...プールもついてて、Pet friendlyでbeach frontという素敵なお宿・・・をキャンセルすることになった。

 

そして最大の残念処が旦那がこのクリスマスイブ(今日)にフィージーに発って行ってしまったこと・・

そして2か月帰ってこないそう。結婚して初めての家族として過ごすクリスマスもNew yearも待ちぼうけになってしまったのだ。フィージーのサイクロンの被害を受けた人の事を考えると 家もあって電気・水道もあって料理もあるそんなクリスマスを過ごせるのは幸せなことだと思う反面、自分勝手ながら、なぜいつも私達の楽しみにしていた予定は直前になって崩れ落ちるのか・・・呪われているのではないかと思ってしまう。

 

とにかくそんな珍事件が起こったからこそ

旦那家族のありがたみや、友達のやさしさを知ることになったわけで・・

今あるもの、お互いが健康で働けて、家があって、犬がいて・・・そんな小さなことが幸せだな~と思った数日でした。

 

なので、この数日暇なのでブログやら更新していこうと思うw

では!

 

See you soon and have a wonderful Christmas!!